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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

芝浦名物モルガランチ。「インド料理 ラフィー」(田町)

芝浦の「ボンディ」に行こうとしたら、隣のインド料理屋さんが何やら普通じゃない感じ。

「インド料理 ラフィー」

いわゆるインネパとは違う空気感・・・

実はここ、ムスリム系のインド料理店でした。
お昼過ぎのこの時間、店の奥の小さなスペースでちょうど、店員さんが礼拝中。
小ボリュームながらコーランが聴こえてきます。

メニューを見ればいわゆるナン&カレーセット以外にもあれこれ。


ビリヤニもあるし、ムスリムらしいビーフカレーも。

けれども迷うことなくこちらをオーダー。
どうやらお店の看板メニューっぽいです。

★モルガランチ ¥1480
・フルレッグカリー
・サフランサイズ
・キャベツソティー
・メスポテト
・ドリンク


モルガ?ムルギ?
聞けば「ムルギは雌鶏、モルガは雄鶏。」とのこと。

カタカナ表記の揺れはあれどたぶんウルドゥ語、モルグ・マッカーニーの「モルグ」と同じでしょう。

店主のラシドさん、「ナイルレストラン」名物のムルギーランチ(こちらはヒンディー語ベースでしょう)はもちろんご存知、というか構成的にも意識してる感じ。
メスポテト(マッシュポテトですね)を添えていたりね。
曰く「向こうは日本の米、うちインドの米」とのこと。


「向こうは味ないから全部まぜる。これは味あるから一つ一つ食べて。」
・・・めっちゃ対抗心剥き出しですね。


メインのカレーにはチキンレッグが丸々一本。
トマト感がけっこう強いです。
辛さはメニューMAXの5にしたのですが、さほど辛くはありません。
というか、辛くしないとイタリアンのトマトソースっぽくなるかも。


綺麗なバスマティのサフランライス、結構なボリューム。
ペース配分が必要です。


メスポテト(マッシュポテト)はマスタードオイルがっつん。
ん?これってベンガルのアルボッタやじゃないかしら???

ラシドさんに訊いてみたら「違う。うち全部インド料理。ベンガルじゃなくてインド。」とのこと。
まぁ、ベンガルもインドじゃない?なんて思うのですが、多分何かしらプライドの部分なのでしょう。

けど、たぶんベンガル・・・・のような気が・・・

キャベツソティーはココナッツファインたっぷり、マスタードシードも使ってて南インドのポリヤルみたい。
聞いてみたら「ちがう、これココナッツ使ってない、チャットマサラ。」
まぁ、どう見てもココナッツだしチャット味はしないのですが、多分何かしらプライドの部分なのでしょう。

けど、たぶんココナッツ・・・・

「美味しい?美味しかったらネットにアップして!『モルガランチ美味しかった』って。」

グイグイ来ます。

ボリュームたっぷり、満腹にてお会計。

「どう?向こうとどっちが美味しい?」

めっちゃ意識してます。

といっても「ナイルレストラン」のムルギーランチは大昔、カレーライス好きな日本人にインド料理を受け入れてもらうため編み出された歴史的メニュー。
一概に比較はできません。

「こっちのはだいぶインドらしかったです。」

と、巧く答えてみました。

「そう。インドらしい! 向こうは味ない。」

いやはや、揺るぎなきプライドと対抗心。

インドにはまだまだ、我々の理解が届かないメンタリティのバックボーンがあるようです。

刺激的なお店ですね。


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中華×ネパール×寺山修司。摩訶不思議の世界。「昭和&紫禁城」(赤羽橋)

赤羽橋近くの路地裏。
ランチでお目当ての店が売り切れでフラフラ彷徨っていたところ・・・・

こういう時には異次元の扉が開くものです。真ッ昼間でも。


はい、右向いて左。


駐車場を突っ切った奥の路地に立つ、真っ赤な建物。


「昭和&紫禁城」

元号と建造物の名を並べ結合させる力技。
そこにロジックなどあるはずもなく。

・・・大丈夫かな?

ホントにホント、寺山修司の戯曲やHGルイスのスプラッタに出てくるようなナチュラルフリーキー空間だったらどうしよう。

いやいや、こうやって妖しげな感出しといて、中はホッと安心するファミリー空間ってこともあるしな。

ま、後者だったら後者で、それはがっかりするかもしれんけど。


・・・はい、前者でした。

「昭和の人」写真の上の般若面がガチで怖いです。

キィキィいう廊下を抜けて客室へ。

あ、割と広い?と思ったら奥は鏡という・・・


古い建物らしく、梁が低くて「頭上注意」と書いてあるのですが、
店員さんの背が誰よりも高く、ずっと首を屈めて動いているという・・・


100mはあるかという高波を描いた絵に魂が呑み込まれそうになるという・・・


お店の真ん中の席でお婆ちゃんが一人静かにランチしていたのですが、
食べ終わるとおもむろに食器を重ね、厨房の奥に引っ込んでいくという・・・


ランチメニューを見たのですが・・・・


「ミステリーランチ 何が出てくるかお楽しみに!」という・・・

この雰囲気でそれはヤバいでしょう。


あ、メニューが裏にもあった。

え?あ??


★麻婆豆腐+ネパールカレー ¥500

なんだか凄いものと対面してしまいました。
2018年は中華とカレーの融合、麻婆カレーのブレイクを予見していた私ですが、まさかのここでこれ。


しかも500円で巨大な皿。
実際には皿が薄いので見た目ほどのボリュームではないのですが。


麻婆豆腐、普通に美味いです。
皿が薄いのでどんどん冷めちゃうんですが、味付けしっかりしてます。


そしてネパールカレー。
いわゆるインネパ店のカレーをより手作りっぽくした味わい。
玉ねぎのシュルシュル感と、わずかな挽肉がポイントですね。

そしてご飯は結構多い。
ここでお腹いっぱいに。

なんだかいろいろよく解らない感じもありつつ、500円でこれがいただけるのなら、案外良いのではないかと。

半分動物にされたり、カツラ作り用に頭皮持っていかれたらどうしよう、なんて心配も杞憂で、お会計も和やかに済みましたよ。


帰り際、大通り側からもこの建物が見えることに気づきました。
けれど入口はこちらにはないという。


あろうことか、ランチの幟も立っていました。

ここだけ恐山です。


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昭和&紫禁城



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

ベロベロ飲み放題なミャンマーの実家。「親の家」(三田/田町)

東京でミャンマー料理といえば高田馬場と大塚・・・

・・・だけじゃないんです。

なんとびっくり、慶應大学にほど近い三田の地に、エモすぎる店名のミャンマー料理店が誕生していました。


「親の家」(oyanoie)

2017年5月15日オープン。
居酒屋バイトから店長まで経験したヤンゴン出身のジョさんが、その経験を生かし夫婦で始めたお店です。

店名には「実家のように寛いで欲しい」という想いを込めているそう。

米、蕎麦、豆腐など日本共通の食文化があり、日本の歌が好きで穏やかな性格の方が多いミャンマー。
ただでさえ心に沁みるミャンマー料理店にこの店名。
最高です。

カウンター奥にはワンピースのフィギュアがズラリ並んでいるのですが、こちらもジョさんの趣味。

うんうん、実家に飾りっぱなしで置いてきたフィギュアの感じ、わかります。


こちら「親の家セット」
はぁぁエモい、エモすぎる。

しかもこの実家、飲兵衛にとって嬉しすぎる実家だったんです。

★ベロベロ飲み放題 時間無制限 ¥1500

もうね、これが凄い。
乾杯生ビール一杯と、かなり選択肢広い飲み放題メニュー。

各種サワーからワイン、カクテル、焼酎、日本酒も無制限に呑める!ヤバい!

酒好きのアナタにゃマストでしょう。


★ ペェパラタ ¥550

インド、バングラデシュ、中国、ラオス、タイと国境を接するミャンマー。
それぞれの国の料理文化とクロスオーバーしているのもミャンマー料理の楽しいところ。

こちらはインド料理に通づるパラタにひよこ豆ペーストをつけていただく料理です。

たっぷりの油で揚げられたパラタ。


ペーストはひよこ豆と玉ねぎ、ニンニク、塩、砂糖で作られており、ほんのり甘く優しいと思ったらニンニクのアタックがガン!と。
スパイス抜きのニンニク甘味噌ってな味わいは初体験。


インド料理にはない味の組み合わせが面白いですね。


★ウェッチェタゥッパゥン ¥700

声に出してオーダーすると何か喉に詰まらせたようになる品名ですが、つまりはミャンマー式豚足。


うぉぉ、サイボーグ004の指みたいだ。
豚足はこれ以上ないほどトロットロのプルンプルン。
骨の一部まで噛み砕けちゃいます。
八角の香りと仄かな甘み、これは落ち着きますね。


★コピャンチョートゥ ハーフ ¥400

揚げ春巻きの和えサラダ。
ハーフサイズがあるのがかなり有難いです。
居酒屋経験が生きていますね。


★モヒンガー ハーフ

ミャンマー人のソウルフードといえる、魚(ナマズなど)スープのそうめん。
こちらもハーフがあるのは嬉しい!
塩ニンニクガッツリの飲兵衛仕様です。


★ラペッターミン ¥800

ミャンマーおつまみの大定番、お茶の葉サラダ「ラペットゥー」を混ぜ込んだご飯。
チャーハン的な締めに最高です。

そのほか、日本の居酒屋にあるようなメニューもたくさん。
アットホームな雰囲気と、ベロベロ飲み放題の素晴らしさで、さぞや大混雑・・・と思うでしょうが、まだまだあまり知られていない様子。

まさに今、穴場ですぞ!

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アジアン酒場 親の家



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唖然・・・二郎インスパイア系ラーメン店でいただく1500円のカレーライスとは?「肉汁らーめん 公 kimi」(新馬場)

新馬場。
とあるラーメン屋で気になるキャッチコピー。

『ラーメンスープで作った「やばいカレー出来ました」』

いったいどうやばいのか?気になりますね。

「肉汁らーめん 公 kimi」

どこからどう見ても二郎インスパイア系。
脂ぎったオーラがギラギラと・・・

店内の空気も豚脂感に満ち満ちており、もしベジタリアンな方が間違って入ったら即気絶するレベル。

カレーは、
・カレーライス ¥650
・カレーライス(小) ¥350
・カレー豚一本 ¥1500
の3種。

・・・いや、ちょっと待って。
二郎インスパイア系ラーメン店で1500円のカレーって、危険な香りしかしません。


★カレー豚一本 ¥1500

頼んでしまいました。
この時点で、引き返せない恐怖心。
いや、けれどカレーだからいけるんじゃないか?
そんな希望など何の意味もないことを後に思い知ることになるのですが。

看板に偽りなし。
カレーライスにチャーシューが丸々一本載ってるんです。

いやちょっとこれ・・・


色んな意味において、理性が欠如していますね・・・

まずはカレーから。
二郎系のラーメンスープから作ったカレーはネットリ、豚骨感に加え、ガッツリのニンニク感で、もはやラーメン。

そして丸々一本のチャーシュー。
まあ、すごい迫力です。

これだけで主食になります。

しかも結構な豚感。

脂と、肉の臭みもがっつり。

さすが二郎系と言いましょうか、このチャーシューと合わせていただくだけでカレーが無くなってしまいました・・・

そして残ったガッツリライスの男盛り。
ライスはマシマシも可能とのことです・・・無理。

看板に偽りなし、確かに「やばいカレー」でした。

この日夜中まで、口の中に豚のスメルとヌルッと感が消えませんでした。
これまたその筋の方々にはたまらないフェチなのでしょうか。

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肉汁らーめん 公



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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

インネパ店ではスープカレーを頼むススメ。「インドレストラン サンローズ」(新馬場)

日本のインド料理店の多くは、ネパール人によるいわゆる「インネパ店」。
大抵は日本人好みの(と、ネパール人が教わっている)バターチキンやナン、タンドリーチキンなど、
テンプレートに則ったメニューが並んでおり、どこも同じように思えるのですが・・・

いやいや、楽しみ方次第でお店の個性を見つけることができるんです。

京急、新馬場。

「インドレストラン サンローズ」


窓からナンが垂れて見える謎ディスプレイがナイス。
秘密結社感。


青い空と白い雲が描かれた天井、インド人やネパール人の店に多いんです。
「東京の空は狭いなぁ」なんて感じてるんだろうな。


定番サラダ。

そしてオーダーしたのはこちら。

★チキンスープカレー ¥950

いろんな意味でびっくりするビジュアルでしょう?
インスタ映えなど無縁の優しい世界・・・


ニンニクガッツリ、ショウガガッツリ、具材は鶏肉とネギのみと、インドのイの字もないチューニング。
辛さはHOTでお願いしたのですが、これがまた滋味深い辛さで沁みるーのです。

そう、実はいわゆる「インネパ店」で時折、メニューの片隅にある「スープカレー」というメニュー。
これがなかなかに見逃せないんですよね。

ネパールの方がインド料理店を開くとき、「日本人はでっかいナンが好きだから。バターチキンが好きだから。タンドリーチキンが好きだから。」とか一生懸命考えてメニューを組むと思うのですが、そんななかで「・・・でも、僕は本当は、こういうカレーも美味しいと思うよ」なんてこっそり、クリーミーでもなんでもない、インドでもなんでもない、ニンニクや生姜が効いたシャバシャバのカレーを入れちゃったりするんです。
んで、「日本にはスープカレーって言葉があるんだ。これもスープだからそう呼ぼう!」なんて。

そんなわけで、インネパ店のスープカレー、素朴だけど、作ってる本人がきっと好きな味がするんです。
テンプレートから自由になった、そのお店独特の、ほっとする味が。


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サンローズ 品川店



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