カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

え?バナナが絶滅の危機に? ~欧米侵略主義と、多様性の喪失による大いなる危機。

世界中のスーパーマーケットに並び、世界中の人々が食べているバナナ。
人々の暮らしの中で当たり前のように存在しているこのバナナが今、絶滅の危機に瀕していることをご存じだろうか。

アジアの熱帯各地で7000年以上前の新石器時代から栽培され、貴重な食物として品種改良されそれぞれの土地に根付いてきたバナナ。
ニューギニアの神話には、死してその頭からバナナの木が生えたとされる神「バナナデマ」が登場するし、
インドやフィリピンなどの料理では青いバナナや花を野菜として用いるものもある。
そもそもバナナという名前の語源はアラビア語であり、そのことからもかなり古い時代から、アラビアにまでバナナ文化が広がっていたことが伺える。
(コーランに出てくる楽園の禁断の果実「talh」の正体もバナナと考えられているそうだ。)

・・・世界のバランスを、修復不能で不可逆な流れへと追い込んでいくのはいつも白人だ。

19世紀、フランスの博物学者ニコラ・ボーダンがバナナをカリブ海・マルティニーク島に持ち込み、栽培を始めた。
これがグロスミッチェル種と名づけられたバナナであり、その栽培は中南米一帯へと拡大。

やがてロレンツォ・ベイカーという船乗りがこの中南米のバナナをアメリカに持ち込んだことで、大儲け。
その後継者は中南米のバナナ・プランテーションを傘下に収め、新たな農場を開いて1899年にユナイテッド・フルーツ社を設立。
これが今でも有名な「チキータ」のオリジンである。

ユナイテッド・フルーツ社は中南米で大きな勢力となり、現地の政治経済にも大きな影響を及ぼすことになる。
自らの権益を守るため、ストライキの武力制圧や虐殺、米軍の侵攻やCIAによるグアテマラ政権転覆まで画策したという話があるほどだ。

・・・伝統的な文化に浅く、資本主義による自由と成功が神話のように盲信されているアメリカという国は時に、その未熟な暴力思考と振り上げた拳の硬さで、世界の多種多様な文化を叩き潰してゆく。

世界のバナナ市場をリードしていたユナイテッド・フルーツ社とそのバナナ、グロスミッチェル種であるが・・・

1920年代から状況は思わぬ展開を迎える。

バナナを立ち枯れにする「パナマ病」が蔓延し始めたのだ。

そもそも栽培用に品種改良されたバナナは染色体が三倍体。
種がなく、球茎を伸ばして繁殖する。
遺伝的に単一(つまりクローン)であるため、免疫のない伝染病によって全滅する恐れがあるのだ。

農園で働く労働者の多くが死亡するほどの農薬を用いたにもかかわらず、世界を席巻したグロスミッチェル種は瞬く間に絶滅に瀕することとなった。

そこで現れたのが中国原産のバナナ、キャベンディッシュ種
病害によりグロスミッチェル種が危機に瀕し、ユナイテッド・フルーツ社の業績が後退する間に、このキャベンディッシュ種へといち早く切り替えたスタンダード・フルーツ社が急成長。

実はこのスタンダードフルーツ社こそが、現在の「ドール」社であり、
キャベンディッシュ種こそが、現在われわれが普通に食べているバナナなのだ。

・・・とまぁ、バナナという作物が辿ってきた世界史はここまで。

現在起こっている新たな問題とはつまり、
グロスミッチェル種にとってかわって世界制覇したキャベンディッシュ種にも、新たな病害が発生しているのだ、ということ。

そして、キャベンディッシュ種に代わる、世界市場用の新たなバナナはまだ登場していないということ。

何年か後、私たちが普通に食べているバナナの味は、幻になるかもしれないのです。



現在の世の中、「グローバリゼーション」という大義名分のなか、世界のあらゆる文化、あらゆる多様性が、米国的侵略主義によって塗りつぶされようとしています。
(ロシアによるウクライナ進攻は、その流れへのカウンターパンチとも言われていますが、それはまた。)

世界中が同じ価値観、同じ製品、同じ言語で統一されるのは素晴らしいこと・・・なんて馬鹿な甘言を信じちゃいけません。
地球という星では、多様性こそが持続可能な未来を生む最優先事項である、そのことに変わりはないのですから。

・・・バナナの教訓は、そのことを如実に物語っていると思いませんか?


(写真撮影:ヤップ島)

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テーマ:TPP問題 - ジャンル:政治・経済

ロックランズの生態系~植物編~南ア特集-4-

★不定期連載「Curry & Wild Life.~南アフリカ特集」★
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南アフリカの植物、と聞いて、みなさんはどんなものを想像するでしょうか?

サバンナにそびえるバオバブの木・・・というのが一般的なイメージかも知れません。
実際、南アフリカには巨大なバオバブの木が自生しており、
その巨大な幹の中の空洞を活かしたバーがあるなんて話もあるほど。

しかし、実際の南アフリカは、我々がイメージするよりも遥かに多種多様な生態系にあふれているのです。

今回私が訪問したのは、ケープタウンから車で3~4時間ほど北上したあたりにあるセダーバーグ野生保護区(Cederberg WR)。
photo:03
そこにはロックランズ Rocklandsと呼ばれる、見渡す限り巨大な風化花崗岩が連なった山々があり、
世界中のロッククライマー達の聖地となっています。

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積み重なる奇妙な岩々、一般的なアフリカのイメージと異なって、
8月の朝晩にはダウンジャケットが必要なほど冷え込むんです。
逆に晴れた昼間ともなると強烈な日差しがまさに肌を刺すように照りつける、
なんともダイナミックな気候。
(オゾンホールの影響もあるのでしょうか?)

photo:05
しかしロックランズは決して不毛の地ではありません。

岩に刻まれたオレンジの縦縞は水が流れた跡。
どういう原理かわかりませんが、岩から染み出し流れ出した水が岩の上に湿地を形成し、
乾燥地帯と湿地帯が入り混じった独特の生態系を作り上げているのです。

まずは、ここロックランズで出会った植物をご紹介しましょう。
photo:09
奇岩の上にできた窪み、そのちょっとした水溜りの周辺には多種多様な多肉植物が自生しています。

photo:10
実際、ナミビアからここ南アフリカまでの一帯は世界一の多肉植物密集地帯。

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日本の園芸店などで小さな鉢植えで販売されているような多肉植物が、
それこそあちこちにワサワサと生えています。

これ採集したら儲かるだろうなぁ・・・なんて考えもよぎりますが、ここは自然保護区。
もちろん、野生動植物の密輸なんてしようものならダブルの犯罪ですよ。
photo:03
岩の割れ目、窪み、なるほどこんな風に自生しているのか・・・と、
園芸店では到底わからない生態に感心しきり。

一方、水が流れる岩の上には、また別の植物たちが見られます。
photo:01
コケの上に見える赤い葉っぱは、モウセンゴケの一種。
もちろんコケの仲間ではなく、れっきとした食虫植物です。

ということは、小さな虫がここにいる、ということですね。

photo:04
こちらはハナワラビの一種ですね。
栄養葉とは別に伸びた胞子葉が花のように見えることから名づけられたシダの仲間です。

このモウセンゴケやハナワラビの仲間は日本の山地でも見かけることができますね。
もちろん種は異なるのでしょうが、非常に親近感がわいてしまいます。

photo:06
奇岩のふもとには風化した花崗岩が堆積したと思われる砂地が広がっています。
ところどころに小川が流れているため、植物相は豊富。
高さ一メートルほどの薄緑色の潅木が連なる美しい光景、砂漠のオアシスというのはこんな感じなのでしょうか。

砂地に深く根を下ろし、夜の寒さから身を守るためでしょうか、
著しく扁平で地面に張り付いたカタチの植物が数多く見られます。
photo:07
一番多くみられたのがこの種類。ハエマンタスの仲間でしょうか。
象に踏まれたようにペッタンコですが、ほぼ全てこの状態なんです。

photo:04
こちらはアザミの仲間でしょうか、茎はほとんどなく、
地面から直接花が咲いているような感じ。
地面に張り付いた葉から、かなり硬い棘が真上に張り出し、完全な防御を誇っています。

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こちらはキクのようにも見えますが、葉っぱが多肉で、花びらにはシルクのような独特の光沢があります。
ハマミズナの仲間でしょうか。
バッタなどの小さな昆虫が集まっていました。

photo:06
こちらもハマミズナの仲間です。
肉厚の葉っぱの表面には水滴のような粒々が輝き、水分を蓄えています。
アイスプラント Mesembryanthemum crystallinumに近縁の種でしょう。
アイスプラントの記事はこちら
こんなのが自生している様子を生で見られるなんて、ちょっと感激です。


photo:04
南アフリカは花の王国とも呼ばれ、アフリカ全体の20%の植物がこのケープ周辺に自生しているとも。
固有種も多く、多肉植物はもとより、多種多様なデイジーやプロテア、「南アフリカの桜」と呼ばれるジャガランダなど、
多くの日本人がイメージする砂漠やサバンナといったアフリカとはまるで別の世界。

人種差別や犯罪で悪名高いこの国に、このうえなく美しい花々が咲き乱れているのは、
なんとも皮肉な話ではあります。

さて、次回はいよいよ、ロックランズで出会った爬虫類たちをご紹介しますよ。


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奇縁!?大名たちが愛した古代植物「マツバラン」

マツバラン。
その名の通り、地面から松葉が伸びたような奇妙な形をした植物。
しかし実はランの仲間でないどころか、
葉も、根も持たない最も原始的なシダ植物とされています。
何億年も姿を変えずに生き残ってきた、いわゆる「生きた化石」。

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マツバラン
学名:Psilotum nudum
別名:ホウキラン
最大高:30cm
原産地:世界の熱帯・亜熱帯。日本では本州以南に分布。

この激シブな植物がわが国で栽培されていた歴史は古く、
約240年前、1836年には「松葉蘭譜」という文献が出版されています。
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この「松葉蘭」、当時は大名、旗本、富豪など特権階級の愛玩植物であり、
その異常なほどの熱狂ぶりが記されていたようです。

時は流れ21世紀。

大名たちの熱狂も今は昔…
と思いきや、
何と今でも熱狂的な松葉蘭マニアたちがいたのです!

この表をご覧ください。
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相撲の番付ではありません。

マツバランの品種番付なのです!


一般人の知らないところで凄いことになっているんですね…。

さて、神保町の園芸店にてこの事実を知った私は記念にマツバランを一鉢購入してみました。

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「平和錦」

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なんと番付の一番上「別格稀貴品」だそうで!!

しかもそれがたった1500円!?

お店の人によると数年前までは4、5000円位したのが随分安くなったのだそう。

なるほど。

かなり得した気分で店を出て街を歩いていると、
時々発動する私のレーダーに何か引っ掛かった…

イメージに従い脇道を歩いていくと何ととんでもない光景が…

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野生のマツバラン!?

こんな都心の、しかも街路樹の根元に!?


野生のマツバランなんて初めて見ました。
しかもドンピシャこんな日に出会うなんて…奇縁以外の何物でもありません。
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240年前の大名たちもこの古代植物に不思議な力を感じていたのでしょうか?

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「アイスプラント」~多肉植物から始まる野菜の未来~

今注目の野菜「アイスプラント」をご存知ですか?

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沖縄の海ぶどうにも似たプチプチの食感
生でそのまま食べても塩味がするという不思議、
さらにメタボ予防の効果血糖値を下げる効果まであって栽培も簡単ときたら、
注目されない訳がないですよね。

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アイスプラント
学名:Mesembryanthemum crystallinum
原産地:南アフリカ、ナミブ砂漠
別名:プリアン、フィコイド・グラシアル(その他登録商標は下記参照)

このアイスプラント、実はハマミズナ科メセンブリアンテマ属に分類される多肉植物

表皮に塩を隔離するための細胞があるため、
葉の表面が凍ったようにキラキラと見えることから付けられた名。
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学名のクリスタリナムも同様に「クリスタルのような」輝きから来ています。

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しずくが付いているように見えますが、そうではありません。

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このキラキラの中に塩分が隔離されているんです。

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食べるとほんのり塩味で、葉っぱがプチプチと口の中ではじける感じはなんとも言えません。
茎はシャキシャキ。クセがないのでいろんな料理に使える野菜です。
まさに「海ぶどう」的。
まだまだお店で見かけることは少ないですが、
ネットで探せば、苗や種が手に入ります。
(密かに人気が出てきているので、入荷待ちになるかも)

各地の農協や業者たちも、この話題の野菜を何とか地元の名産品にしようと
さまざまな登録商標を申請しています。

一例を紹介すると・・・

バラフ・・・佐賀県の登録商標
クリスタルリーフ・・・佐賀県の登録商標
プッチーナ・・・佐賀市の総合商社アグリの登録商標
ソルティーナ・・・静岡県

などなど。

また、
フランスでは「フィコイド・グラシアル」の名で
フランス料理の変わった食材として注目されているようです。

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アイスプラントのふるさとは南アフリカ・ナミブ砂漠。
乾燥に非常に強く、耐塩性が高い「塩生植物」で、
なんと、海水と同程度の塩化ナトリウム水溶液中でも水耕栽培が可能。
さらに、生活環が半年程度と比較的短く栽培も容易なため、
植物の耐塩性研究におけるモデル生物と考えられ学術的にも注目されています。

・・・そもそも、アイスプラントが日本で話題になるまでには面白いエピソードがあります。

きっかけは佐賀大学農学部の研究。
有明海沿岸では海の塩が土壌にしみ込み作物が育たないという「塩害」がありました。
そこで土壌の塩分を除去し作物が実る土地にしようと、
土壌に含まれる塩化ナトリウムを吸収するアイスプラントを導入したのです。

しかし、本来その除塩機能を役立てるために導入されたアイスプラントだったのですが、
その後、
「生食で塩味がするって、なんだか面白いね」とみんなが言い出し、
「じゃあ、これそのものを佐賀の特産物に育てよう」と盛り上がり、
農家との協力で栽培研究が進めた結果、
ついに2006年にはアイスプラントが市場へ出荷されるようになったのだそう。


すばらしい発想の転換ですね。

塩味だからか害虫にもとても強く、無農薬での栽培が容易。
塩分だけでなくアミノ酸や抗酸化物質も吸って育てることができるそうで、
実際、メタボに非常に効果があるミオイノシトールや、
血糖値を下げる効果のあるピニトールという成分が含まれているようです。

多肉植物ならではの技。まさにサプリ野菜ですね。

栽培に当たって、日当りは強めがよさそうです。
水耕栽培、露地栽培の他、室内プランターでの栽培も容易。
葉っぱを食べるだけプチッとちぎると、またすぐ生えてきます。

霧吹きであげる水を塩水にしておくと、塩分を取り込んで葉っぱが塩味に!!

その他栽培方法によって味が変わってくるという話もありますが、
まだまだ情報が少ないので、各自いろいろ試してみましょうね。
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・・・ここで、
海水魚を飼っている方への提案。

海水でも育つってことは・・・
水換え時に捨てる塩分を含んだ水、
それをこのアイスプラントにあげると一石二鳥、
資源の有効活用になるのでは?
なにより、
水換えごとにおいしい野菜が育つって、素敵じゃないですか!

誰かトライしてくれないかな・・・?

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超巨大!「死体花」スマトラオオコンニャクとは?

7年に一度2日間しか咲かない、
世界最大の花。

と同時に、
悪臭ただよう世界最臭の花。


その死臭にも似た強烈な匂いから、


「死体花」


とも呼ばれるその花の正体は・・・






FLYING ROPEFISH!-死体花
スマトラオオコンニャク
学名:Amorphophallus titanum
別名:死体花、タイタンアルム、ショクダイオオコンニャク
原産地:スマトラ島


とにかくでかい!!



その巨大な花の見た目が燭台ににていることから、
ショクダイオオコンニャクとも呼ばれるこの「花」は直径1.5mに達するとされ、
その縦寸は3.5mまでになった記録があるそう。

なお、世界最大の花として一般に有名なのはラフレシア(Rafflesia arnoldii)ですが、
こちらは最大直径90cm。

・・・まったく比較にならない巨大さです。

しかしラフレシアがれっきとした単体の花であるのに対して、
このスマトラオオコンニャクの巨大な「花」はじつは「花序」であり、
そこに密生する個々の「単体の花」はごく小さいため、
「単体の花」としてはやはり、世界最大はラフレシアということになります。

まあ、でも「でっけー!!」という迫力においてはスマトラオオコンニャクの圧勝ですね。

ちなみにギネスブックに載っている世界最大の花は、
スマトラオオコンニャクのほうだそうです。


さて、冒頭にも書いた通り、
スマトラオオコンニャクの開花はわずか2日ときわめて短いのですが、
実はそれには、計算されたしくみがあります。

開花初日、
まず花序先端から腐臭を発してフンコロガシやシデムシといった甲虫を集めます。
開花後8時間ほどが悪臭のクライマックスだそう。

引き寄せられた甲虫は上に向けて漏斗状に展開した仏炎苞(ロウソクみたいな部分)に着地すると、
這い上がれずにつるっと転がり落ち、中心の花序の部分に集められます。
もしこの時点で、その虫が既に他のスマトラオオコンニャクの花粉をつけているならば、
花序の最下部にある雌花群に花粉がなすりつけられ、受粉が成立します。

そして次の日。
雌花の受粉機能は停止し、
その替わりに今度は雄花群から花粉があふれ出して甲虫の体に降りかかります。
こんどは逆に、他の花に花粉をつけてこいって訳です。

甲虫に花粉をまぶし終わると仏炎苞は枯れ、崩壊します。

ここまでで2日。

自由の身になった甲虫は脱出し、
しかし臭いにつられてまた、次の花へと吸い寄せられてゆくことに・・・

こうして次々と受粉を成立させた雌花は成熟して赤い果実となり、
つぎに鳥に食べられることで種子を散布させるのだそうです。


・・・植物が動物を自在に操ってる感じ、なかなかに恐ろしいものです。


ラフレシアも同様に虫を引き寄せる臭いを発することが知られていますが、
ラフレシアもこのスマトラオオコンニャクも同じスマトラ島に分布。

スマトラ島。ありえない島ですね。


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