個性的なカレー店が多い大阪ですが、ここはなかなかのキャラの濃さ。
「アジアンキッチン オオツカレー」店頭の看板を見てみましょう。
『疲れた体を癒す薬膳スパイスカレー』
『当店は普通のカレー屋ではありません。小麦粉、バター、クリーム不使用で、仕事で疲れたあなたの体を元気にするアジアンカレーを提供するお店です。』
『身体は食べたものでできています。健康食べてますか?』
『脂の使用量は他店の半分以下!だから胃もたれしないんです!だから太りにくいんです!だからカロリーが気になる方も安心して食べれるんです。』
『お客様の男女比率 男性:女性=6:4 約8割がお一人様でのご利用です。お気軽に来店してください。』いやぁもう、入店する前からお腹いっぱいになりそうですが。
とにかくアピールの強いお店。

ご店主の大津さんは株式会社 皆縁隊の代表も務め、講演家として飲食ビジネス成功の秘訣を説く活動をされています。
また、SNSでも日々、暮らしの格言を発信。
他のスパイスカレー店にない個性を発揮しています。
この日オーダーしたのはこちら。
★2種あいがけカレー ¥1000
・ポークキーマの薬膳スパイスカレー
・日替わりお肉と野菜のグリーンカレー
(本日の副菜)
・岐阜産もやしと茨城産小松菜のオイスターソース炒め
・インド産ひよこ豆の味噌スパイス炒め
・茨城産キャベツと香川産レタスのナムルサラダ
・北海道産玉葱のピクルス
・ライス小 (岡山産アケボノ玄米)
・辛さ3Up +¥50
・ちょい辛サバ味噌炒め +¥150多彩な食材が犇めく中、ぽん!と置かれたナルトがアクセントですね。

「ポークキーマの薬膳スパイスカレー」はインドカレーをベースに和出汁を加えた看板メニュー。
辛さを3UPにしてみたのですが・・・・
ちょっと覚悟を超えた辛さでした。
マジか・・・・

「日替わりお肉と野菜のグリーンカレー」は伊吹島のイリコ出汁を使ったタイのグリーンカレー。
・・・とのことですが、唐辛子で完全にレッド。
3辛恐るべしだな・・・・
薬膳を売りにしているのと、雰囲気的に優しいカレーをイメージしていたので「ちょっと辛さUPしたほうが楽しめるかな」なんて軽い気持ちで辛さ増ししたのですが、舐めてました。
ゾゾゾッと毛穴が開き。
予想外の意味で薬膳効果。カラダ活性化しちゃいましたよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
昨年5月、大阪ロフトプラスワンウエストで開催したトークイベント。
ゲストとして来ていただいた「ダルバート食堂」のリョウ君が「新しいスパイスショップを準備中。店の奥をスパイス料理のラボにしたい」と話していたのですが、ちゃんと実現。
場所は「ダルバート食堂」から谷六方向へ歩いて5分。
「旧ヤム邸」の裏手辺り。
「スパイス堂」(osaka spice do)
2018年6月28日オープン。
「ダルバート食堂」同様ストレートな名前が力強いですね。
お店のfacebookページによると、
『南アジアや東南アジアのスパイスや調味料をもっと皆様に身近に感じていただけるように、そして同じ香辛料、例えばクミンやターメリックなどでも、やはり国が違えば香りも色も異なり、そしてそれを料理にどのように加えていくのかをお伝えできればと思っています。
そのために、スパイスの販売だけでなく、当店で取り扱いしているスパイスで作るカレーや料理をお楽しみいただけるキッチン部門も併設しております。』とのこと。
当初の目論見通りです。

内装も流石のセンス良さ。

奥には飲食コーナー。
東京の新大久保でも食材店の奥に隠し食堂があったりしますが、こちらは怪しさもなく誰でも入りやすい(笑)

メニューはネパール料理という枠を取っ払った構成。
この日は梯子の四軒目だったので、軽くこちらをオーダー。
★ベジカレー ¥860南インドのサンバルをベースにしたカレー。

ニンジン、ナス、かぼちゃ、インゲン、そしてレンズ豆。
この日の気分通り、サラリと優しい味わい。
そして想像以上にサンバルでした。
スパイスや調味料はもちろん、お店で販売しているものを使用。
食べて、質問して、スパイス買って、家で試してみる、という流れがこの店で完結しているのが面白いですね。
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なんば、日本橋、四天王寺前夕陽ヶ丘の各駅から等距離。
「裏ポンバシ系 スパイスカリー」を標榜する人気店。
「NOMSON CURRY ノムソンカリー」店名は店主野村大輔さんの名から。
独特なカレーの盛り付け、各種告知で語尾に「ですん」とつける言い回し、ゆるキャラ「にゃんぴー」、そしてやけにイングレスにこだわるスタンスなど、個性派揃いの大阪カレー界でも独自の存在感を放っています。

新年は1/3より営業とのことですかさず13時ころ訪問。
この時点でなんと15人待ち。
流石の人気店ですね。



漫画や雑誌を読みながら待つこと約一時間。
その間にも売り切れ状況などマメに教えてくれるため、安心して待つことができました。

厨房カウンター上には「呑尊咖哩」の文字。

本日のお品書きの上には「Spicy」の文字。
なんだかやけに落ち着きますね。

こんなとこにもイングレス感。

この日のカレーは4種。
ですが14時の時点ですでに2つが売り切れ、もう一つもほぼラストということで、ギリギリあいがけに間に合うタイミングでした。
ほっ。
★愛×(あいがけ) 小盛 ¥900
・野村さん家のチキンカリー
・追い鰹だしあぶらかすキーマ見てください、この独特な盛り!
これが3種盛りになると「三角関係」という名になり、真ん中に三角のライスが盛られるわけです。

確立されたスタイル。
いつまでも眺めていられますが、早くいただくことにしましょう。
・野村さん家のチキンカリーこの店唯一の定番カレー。
トマト×バターにゴロッとチキン。
そう聞くとコッテリしたバターチキンを想像しますが、こちらはサラッとした舌触り。
マスタードシードやカレーリーフが用いられ、南インドの雰囲気も。
誰にでも愛される安定した美味さです。
・追い鰹だしあぶらかすキーマ食べるたび鰹の旨味が増していくキーマ。
八角にカルダモン、時折現れるあぶらかすのキュッとした食感もプリティで、これはかなり好きな味!
大阪カレーに欠かせない和出汁の要素も押さえつつ、難しい解釈など必要ない美味さで攻める良き一皿でした。
これだけでも1時間待った甲斐は充分にあるのですが、この店にはもうひとつの名物が。
それは「ふわすん」と名付けられたかき氷。
ただのかき氷じゃありません。

雪のようにフワッとした食感が特徴の、台湾の雪花氷(シェーファービン)なんですね。
★台湾式雪解氷菓 ふわすん「神龍(シェンロン)」 ¥500乗っているのは、きな粉と黒蜜のかかった抹茶アイス。
名前からわかる通り、7つの白玉が配置されています。
願い叶いそう。

雪のように清楚な食感と優しい冷たさがカレーの後に最高。
黒蜜の濃厚なネットリ感がまた、純真無垢な少女にまとわりつく粘着質オヤジのようでなんだか癖になります。
ええ感じのボリュームで最初「食えるかな?」と思いましたが、なんのペロリといけちゃいました。
これは絶対頼むべき!
カレーとかき氷、そしてコーヒーなんか飲みながらまったりできたら超最高なお店。
けど大人気ですからねー。
そこは痛し痒しですが、是非再訪したいところです。
美味しかったですん。
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関連ランキング:カレーライス | 四天王寺前夕陽ケ丘駅、恵美須町駅、近鉄日本橋駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
今や、大阪カレー界1の危険人物・・・いや要注目人物と言っていいのが、心斎橋のRock Bar「anonymous」の黒田健さん。
Rock Barなのにとんでもないクオリティのバナナリーフミールスを提供する本拠「anonymous」をはじめ、
梅田駅直結の場所に開いたカジュアル店「ポンガラカレー」が2018年にはなんと東京に進出。
しかも赤坂と大手町という都心も都心に2店舗展開。
そんな八面六臂の活躍をする傍らで、大阪スリランカの名店「セイロンカリー」の手伝いもしているという・・・・
いろんな意味でRockな方なのです。
そんな黒田さんがカレーの更なる可能性を追求するため、「anonymous」の月曜ランチ時を自ら間借りして開くカレー屋。
それがこちら。

「CURRY FORNICATION」(カリー フォニケーション)FORNICATIONの意味については各自ググっていただくとして・・・その名の通り、さまざまな料理概念を超えた交雑・融合の実験が(昼間っから)行われているわけですね。

ちなみにこの記事の訪問日時は2018年5月28日。
なんで半年も記事にしなかったのかといえば、実は夏から秋にかけてこの「CURRY FORNICATION」一時休止されてたんですね。
理由はもちろん、東京へ「ポンガラカレー」を2店舗もオープンするため。
東京「ポンガラ」が無事軌道に乗り、晴れて再開とのことで記事にしようと思った次第です。
その日のメニューはSNSで告知。
流石の人気なので、予約取り置きが推奨。

会計は1200円の前払い。
そして、この日のメニューはこちら。
流石すぎる驚愕の内容ですぞ。
★マレーシア式肉骨茶&老虎菜いやいやいや、スリランカのランプライスがメインはメインですねん。
そこにマレーシア式の肉骨茶を合わせるってんですから、もう大航海時代の海路かって。
ちなみに老虎菜(ラオフーツァイ)はパクチーに青唐辛子や胡麻油を加えた中国の古典的なサラダです。

バナナリーフをスルスルっと解くと、ムワッとした香り。
そしてビーツの鮮やかな赤。
完全無欠の黒田式ランプライス。
よく見りゃ黒目豆使ってたりと、オリジナリティも忘れていませんね。

そこでメインのカレーに当たる箇所に肉骨茶(バクテー)です。
マレーシアの華僑労働者たちが朝食べる滋養強壮スープとして定着した肉骨茶。
こちらシンガポール式の澄んだスープとは違い、マレーシア式のがっつり濃厚な甘辛醤油味。

トロットロに煮込まれた豚バラ肉が主役感満載ですね。
これをバナナリーフ上のターメリックに染まったバスマティライスや副菜たちと混ぜ合わせていただくわけですが・・・・
もう、実にFORNICATION!FORNICATION!
これはカレーに入ってるのか?入ってないのか?カレーの最先端なのか?先っぽだけなのか?
けれど、食べれば実に心地よい。かなりのルージュマジックです。

今回用いているヤバ目のブツも見せていただきながら・・・あ、エリア51の宇宙人標本ではないですよ。

昼間っからビールもいただきながら・・・・
人類の進歩は、背徳感の先にあるのです。
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関連ランキング:カレーライス | 心斎橋駅、長堀橋駅、四ツ橋駅
テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
行っても行っても行ききれない、行きたいカレー屋であふれかえる大阪。
遠征訪問したならば、朝から夜中までノンストップでカレーを食べ尽したいものですよね。

ということで、この日の〆カレーはこちら。
「うれしい居酒屋 サカソング」イベントでは何度かカレーをいただいていたものの、お店へ伺うのは今回がお初。
ちなみにここ、カレー屋さんではなく居酒屋。
なのにイベントで出すカレーが尋常じゃなく面白くて、しかも美味いんです。
この日は一旦ホテルへ帰り、夜中1時過ぎの訪問。
この時間にふらっとカレー食べに行けて、しかも終電気にせず歩いて帰れる、大阪のカレー密度は素晴らしいですね。

店主のたろうさんとは、3月のイベントWanna eat curryの打ち上げでご一緒した時以来。
その時飲みに行ったのは、料理がやけに美味い心斎橋の居酒屋「Kitchen和(ニコ)」というお店だったのですが、
何を隠そう(隠していない)、たろうさんはその「Kitchen和(ニコ)」から独立、夫婦で始めたのがこの「サカソング」という訳なんです。
和食を基軸に、自由自在なアレンジが加わったニコの料理同様、こちらのお店のメニューも実に多彩。

刺身から肉料理、タイ料理的なモノまで・・・・しかも安い!全部食べたいぞ!!
といいつつ、この日は6軒目だし、真夜中ですからね。自制心も働かせて・・・と。
★赤霧島 ¥500黒じゃなくて赤!がこの価格。
「うれしい居酒屋」ってのはホントですね。嬉しい!
★特製!焼き香味ギョウザ ¥500こちら見た目は普通に美味そうな餃子なのですが、餡の手の込み方が尋常じゃありません。
香味野菜に加えて、八角、シナモン、クローブ・・・ひと噛みするとスパイスがフワーッと香り立つ幸せ。
実はニンニクを用いていないそうなのですが、補ってあまりある満足感に浸れます。
そして、本日の〆カレー。
いわゆるスパイスカレーもあったりするのですが、この日この時間には流石に売り切れていました。
でも全然オッケー、こんな面白いカレーがあったんです。
★パリパリメンのシーフードレッドカレー ¥550小ぶりなドンブリにギッシリ詰まった海鮮、野菜、その他パリパリなせんべいやら何やら・・・・
いったいこれは何かといえば・・・・・

中から出てきたのはパリパリの揚げ麺、そしてタイ風のカレー。
そうなんです。
こちら、タイ・チェンマイ名物のカレーラーメン「カオソーイ」を居酒屋の〆としてアレンジしまくった一品。
「和食」「居酒屋」「スパイス料理」の見事なトライアングルがドンブリの中に詰まっております。
いやぁー、なんやねん、このアレンジ力。
ということで、料理のオリジナリティとクオリティは抜群。
スパイス密度高めで、お会計はリーズナブルで。
しかも雰囲気和やか、トークも楽しい、ラストオーダーは夜2時。
・・・あれ?ひょっとするとここ、居酒屋の理想形なんでは???
そりゃあ人気出ますよね。
フラッと寄って入れるギリギリ程度で繁盛してほしいお店です。
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