カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

急階段の上、やたら美味いスパイス魔術。「Yatara Spice」(大正)

大阪・大正駅のカレーといえばかつては「セイロンカリー」、今はこちら。


「Yatara Spice」(ヤタラスパイス)

近鉄百貨店の裏手での間借り営業を経て2016年6月、大正の地に実店舗をオープン。


黒く小さなビルの2階が店舗になるのですが、そこへいたる急な階段がチャームポイント。
かなり良き仰角となっております。


和×魔術なのれんをくぐると・・・・


店内はカウンターメインのバースタイル。
やはりここでも魔術の香りが漂いますね・・・・

カウンター向こうには、インドやネパールをはじめアジア各国を旅した若きイケメンシェフ渡瀬氏。
ちょうどこの日発表された「究極のカレーAWARD2017」では、創作スパイス部門のGPを見事に受賞となりました。

メニューは日替わりカレーが3種。
2種盛りも3種盛りもできるってことですから・・・何も迷うことはありません。


★本日のカレー3種 ¥1200
・ポークマサラ
・鶏軟骨入りスパイシーキーマ
・ナスとシロナ


はい、3種盛り。
カレー以外の副菜も豪華で、スパイスカレーというよりも、南インドのミールスのようですね。


・ポークマサラ
ちょっと酸味があるビンダルー調のポークカレー。
大ぶりな肉のカットがたまりません。

・鶏軟骨入りスパイシーキーマ
ナンコツが入った粗挽きキーマ、イメージよりも結構辛め。

・ナスとシロナ
こちらもまるで、南インドのサンバルのよう。


カレーの他にはクレラ(ゴーヤ)にライタ(ヨーグルト)にピクル(ウールガイ/インドピクルス)、
割とマスタードシードも用いられていて、結構な南インド寄り。

けど、やっぱりまんまインドじゃなく、大阪流のビシバシスパイスカレーになってるんですよね。
つまり、香り×旨み。


まんまインドじゃない証に、干しエビの辛口ふりかけも登場。
こちらインドネシアのサンバルふりかけみたい。
もちろん、旨味たっぷりですよ。

流石、GP点だけあって、相当なセンスの良さ。
攻撃的でシャープなスパイス使いは、ビシバシ系好きにはたまらない満足度です。

スパイスの華やかな刺激にクラクラするとき。
脳内麻薬が分泌され頭上のチャクラが開くとき。

それは確かに、魔術的瞬間なのでした。

ルシファーライジング!!!

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2017年、このキーマカレーに注目!大阪欧風カレーのナイフエッジ。「さぼてん食堂」(肥後橋)

スパイスカレーが全国区の知名度を獲得しつつある大阪。
けれど、スパイスカレー以外にも注目すべきカレー店があることを忘れてはいけません。

「さぼてん食堂」

近頃話題の欧風カレー店です。

訪問当日はちょうど「ぴあ究極のカレーAWARD2017」発表の日。
「さぼてん食堂」は見事、欧風カレー部門のグランプリを獲得しました。


「さぼてん食堂」の前身は福岡・西新にあった「大自然カレー」。
2013年に店を閉め大阪へと移転、「さぼてん食堂」となりました。


ご店主の森川さんによれば、「さぼてん食堂」のカレーは「大自然カレー」で出していたものとは異なり、
「大阪の地にあわせ進化させた」カレーとのこと。

欧風カレーといえば一般的に、ちょっと保守的なイメージを持たれる方が多いと思いますが、ここはその逆も逆、攻めていますよ。


激辛に牛カツに炙りチーズ・・・辛さと提供時間の目安が書かれているのも親切ですね。

ぴあで紹介されたこともあり、最近は牛カツカレーのオーダーが増えているようですが、ちょっと今回は、このお店の「キングofキング」と紹介されるキーマカレーを注文してみましょう。


★キーマカレー ¥990

おぉ、これは魅惑的!!
ライスの上にドバっとかけられたウェットキーマ、その上に温玉とクリーム。

キーマは超粗挽き、肉感あふれる弾力がたまりません。
それを包み込むカレー自体はホールスパイスが立体的に使われており、かなり辛めの仕上がり。

いやいやいや、ここまで肉食とスパイス食の悦びに溢れたキーマカレー、なかなかお目にかかれませんよ!
まさに逸品と呼ぶべき欧風カレーであります。

実はこの店を訪れる直前に「百福」でダルバートをいただいており、
それなりに腹いっぱいなところにドーン!とデカい皿が登場したものですから、「おっと大丈夫かな?」と思ったんです。
欧風カレーって腹にたまるイメージもありますから。
けれど、食べてビックリ、スパイスも立っているし、ズバッとした辛さ、クリームと玉子による変奏、そして肉の食感の楽しさと、
気が付いたらぺろり、ぺろり、です。

しかも食べた後も全然重くないんですね。

これは素晴らしいことです。

東京からだと頻繁に訪問するのは難しいものの、ここは再訪したいお店。
けれど、次回別のメニューに挑戦するか、またこの逸品キーマを食べるか、実に悩ましいところであります。


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迸る生命の味。異色のスパイスカレー店、遂に実店舗化!「ココペリカレー」(大阪天満宮)

大阪にスパイスカレー店数あれど、大阪に行ったら寄らねばならぬと決めていたお店がこちら。

「ココペリカレー」

食材と流通のあり方を本気で突き詰める、異色のスパイスカレー店。


心斎橋、西天満での間借り営業を経て、ついに2016年12月5日、東天満に実店舗オープン!!

鶏肉は大阪・京橋で70年以上続く鶏屋さんの朝びき鶏。
野菜は兵庫県・三田の農家、木内夫妻からの無農薬野菜。
食材を生み出す土地・人、料理を生み出す店・人、そして食べる人を「直接」繋ぐ、
強い意志をもったカレー屋「ココペリカレー」。
その詳細に関しては、心斎橋間借り時代の記事を参照。
⇒『一皿のカレーからはじまる、アナログな革命。「ココペリカレー」』


新しい店舗は、お店のコンセプトに相応しく、ケミカル要素を排したウッドベース。
徹底しています。
年季入るとまた良い味出てきそう。


★三種盛 ¥1250
・三田産無農薬 野菜カレー
・朝締めで新鮮!チキンカレー
・スペシャルハーブキーマ


情熱の赤いプレートに乗って、カレーの登場!!


いや~久しぶりにいただきましたが、やはり食材の美味さが半端じゃないです。

野菜の生命力溢れる濃厚な味。
今しがた走っていたような筋肉感ある鶏の弾力。
まさに生命をいただいている実感があります。
「地球少女アルジュナ」ですね。

インドなど暑い国のスパイス料理といえば、食材の粗悪さをカバーする調理技法という側面がありますが、こちらのカレーはその真逆。
土地の食材をより美味しくいただくアプローチとしてのスパイス使い。

「ココペリカレー」のブレることのないコンセプトはガッツリ健在。
実に美しい味でした。


プロデューサーのチェさんとシェフのコウちゃん、まさにベストコンビ。

けれど、近場のスーパーに安い食材が溢れる今、生産者との直接やり取りを貫くスタンス、かなりの労力が要るのでは?
そんな中、万難を排し、実店舗オープンにまで漕ぎ着けた執念には頭が下がります。

とある映画の一節にこうあります。
「叶わない願いごとなんてない。叶わないのは、まだ願い方が足りないからだ。」

ココペリとはホピ族の豊饒のカミ。
地を肥沃にし、その背中から種を蒔くカミの名こそ、このお店の強い想いなのでしょう。


実店舗化にあたり、なんと夜営業もスタート。
お酒を飲み、カレーを摘みながら、チェさんのアツいトークに身を委ねるのもまた、楽しみではありませんか。


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ココペリカレー



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実店舗始動、さらに独自性高まるスパイス料理割烹。「スパイス料理 ナッラマナム」(堺筋本町)

南インド、スリランカをはじめとし、アジアのあらゆる料理をミックスした独自の「スパイス料理」を展開し人気の「ナッラマナム」。

北新地と中崎町での間借り営業を経て2016年3月28日、堺筋本町についに実店舗オープン!!

「スパイス料理 ナッラマナム」


まるで寿司割烹のような店内。


座敷席まで。

そうそう確かに「ナッラマナム」はいわゆる「カレー屋」じゃない。
スパイス料理をテーマにした割烹と捉えたほうがより、存分に楽しめるお店なのかもしれません。
内装がそれを静かに伝えてくれます。

さて、「ナッラマナム」最大の話題性といえば、「え!こんなに!?」というほどの品数がズラーっと並ぶ「ゴージャス盛り」なのですが、この日は梯子の4軒目(笑)ということで、素直に基本セットを攻めてみましょう。

・・・って、

充分豪華すぎるんですが!!


★カレー一種プレート(緑の炒り米ポークキーマ) ¥1000

いやもう何が何だか、相変わらず凄い迫力ですね。
左のパクチードサッと乗っているのが緑の炒り米ポークキーマ。
スパイス使いはインド的なのですが、挽肉に炒り米というアイデアがイサーンのラープ的で面白いですね。
そしてその手前にある海老のカレーが出汁出まくりで超濃厚!!
この2つを軸に、ポリヤル的な野菜やら、ラペやら、スープやら、いろいろな組み合わせで混ぜていただくのですが、重層的な味わいの変化が実に面白いんです。


そして、ライスに載ったこの大豆。
カリッカリな上に甘くコーティングされてるんです。
こりゃあビックリのフェイント、気に入りました。


さらに後半戦、特製スパイスオイルで味変にトライ。
いわゆるコク、旨味が一気に増します。
やっぱり油は正義ですね。

かつての間借り時代にもインドやスリランカを基調としつつ、独自解釈のスパイス料理を組み込んでいた「ナッラマナム」ですが、今回はさらに独自性を推し進め、インド料理でもスリランカ料理でもない、「創作スパイス料理」となってきた印象。

シェフ井川さんによる丁寧なナビゲーションも健在で、やはりここは最早、「スパイス料理割烹」なのではないかと再確認した次第。

食べるのが大好きな可愛らしい奥さんもやってきて、ますますの進化が期待できるお店なのでした。

ゴーゴー独自路線!

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遊郭の中にあるアジア。「Asian kitchen cafe 百福」(九条)

あら・・・九条にこんな「新地」があったとは。

有名な「飛田新地」に次ぐ、大阪で二番目の規模の遊郭「松島新地」。
駅からこんなにアクセスがいい場所だったとは意外です。

平日のまだ昼前というのに、各店の入り口からはライトアップされたお姉さんたちが肩や胸をはだけ、
「お兄さぁーん」と声をかけてくるわけです。

昨今の風俗街のようにガラの悪いポン引きの兄さんたちがわらわらと寄ってくるようなこともなく、
あくまでも品よく、お店の中から声をかけてくるだけなのですが・・・・・

まぁ、店の数もそこそこあり、好奇心を振り払うにはちょっとした気力も必要なわけです。

そんな色町のど真ん中に、はためくタイとネパールの国旗。


そう、ここが今回の目的地。


「Asian kitchen cafe 百福」(ももふく)

ええ、ここはアハンウフンのない、健全なるお店。
日本人経営なのですが、タイ料理と、ネパールのダルバートという二頭立ての面白いお店なんです。


店内とってもオープンな、大衆食堂的雰囲気。
バックパッカーの宿、的な空気感も漂いますね。


この日のお目当てはダルバート。
東京ほど認知度がない大阪の地で、推しメニューにダルバートを据える心意気に興味があったんです。


★ダルバート ¥900
・チキンカレー
・ダル(豆カレー)
・アチャール
・青菜スパイス炒め
・日替野菜カレー(カリフラワー)


おお、この何ということのない感じ!
ネパール人コミュニティが大きく活発な東京・新大久保ではよく見かける、普段使いのダルバート。
しかしそれが大阪の、しかも遊郭街でいただけるなんて。

そしてお味もまさに、ネパール人普段使いの素朴な味。

こりゃあある意味、大変な勇気だぞ。



さらに現地感を増すのが、解放された入り口扉。
「いやぁ、今日は暑いっすね~」なんて汗をかきかきダルバートを食べるお客さんたち。

扉の向こうに垣間見える遊郭の景色とあいまって、ここは一体どこなのか?いつの時代のどの国なのか?全くわからなくなりそう・・・

ただ一つ確かなのは、ここが「アジア」ということだけなのでした。


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アジアン キッチン カフェ ももふく



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