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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

ラープ、ゲーンハンレイ、そしてルリカケス。独特な世界観が魅力のレストラン居酒屋。「ぷあん」(西荻窪)

奥深きカレー&スパイス文化を持つ西荻窪。
呑めるカレー屋が多いのも嬉しいのです。



「ぷあん」

タイ料理を中心に、気の利いたスパイス料理がいただける居酒屋レストラン。

店内は中央線カルチャーの香りムンムン。
内装もそうだけど、集まる人々が特にね。


★ルリカケス ラム ¥650

奄美大島、日本唯一の国産ラム。
ロックでオーダーしたらめちゃめちゃサービスボリューム!
濃厚風味でかなりトクした気分。

こちら東南アジアのお酒だけでなく国産酒、特に焼酎のラインナップもなかなかのものなのです。


★ラープイサーン ¥750

おなじみ私の好物、タイ東北イサーン地方の辛い挽肉サラダ。
こちらは辛さ控えめながら、ミント、ライム、レモングラスにバジルを強く効かせたサワータイプ。
スッキリ感が半端ではないです。


★ゲーンハンレイ ¥950

こちらはタイ人のタイ料理店でもなかなか置いていないメニュー。
チェンマイ名物の豚バラカレーですが、かつてタイ北部がビルマの支配下にあった頃、ビルマ料理の影響を受けたカレーなのです。
こちらはトロッとした豚肉から溢れる旨みがたまらない仕上がり。
ライスにたっぷり添えられた高菜も嬉しすぎます。

いずれの料理も、タイ人がタイ人の感覚で作った料理というより、日本人が日本人の感覚で美味いと思えるチューニングで作った料理。
なのに、決して大衆に迎合したひより方は一切なく、ツボの押さえ方にはかなりのセンスを感じます。

アジア料理、スパイス料理に対して、ちゃんとハートがあるお店ですね。
また何人かで飲みに行きたいです。


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酒!肴!スパイス!の心地よい羽交い絞め。「シュガー サケ アンド コーヒー」(阿佐ヶ谷)

何か月ぶりかの阿佐ヶ谷、何か月ぶりかの「シュガー」。

「シュガー サケ アンド コーヒー」(SUGAR Sake&Coffee)

こちら2016年5月2日にオープンした「日本酒専門店」。
店名は店主佐藤さんの名字から。

「にほん酒や」で学んだ佐藤さんが提案する酒と料理のマッチング。
なんと、インドやタイ、中国などエスニックの手法を自在に取り入れているのが楽しいのです。


一見スッキリ、シンプルに見える店内ですが、そこに詰まったエッセンスは実に多彩。
早速行ってみましょう。


★梅津ザルにごり トニック割 ¥850

鳥取梅津酒造のにごり酒をライト感覚で。
メニューに「ラッシーのような、大人のカルピスソーダ!!」と書いてある、まさにその通り。
実際、インド人にはカルピス好き多いですし。


お通しは醤油豆。
大豆自体はつるっと硬さがある食感で香ばしく、滑るように絡む甘口醤油とのコントラストが面白いですね。


★とうごろういわしの唐揚げ ¥580

イワシの仲間じゃないトウゴロウイワシ。
観賞魚マニア向けに言うなら、オセアニアのレインボーフィッシュと近縁。
映画マニアに言うなら、ジェームズ・キャメロン監督デビュー作「殺人魚フライングキラー」のベースとなった魚ですね。
その柔らかな肉質はワカサギのよう、けれどもパリパリッとしたウロコの食感が独特です。


★パクチーと甘夏、青パパイヤのヤム ¥560

いわゆるタイのソムタムをイメージしていたら、柑橘感抜群の爽やかサラダが登場。
「ひと夏の恋」という表現がぴったりの甘酸っぱさです。


★イナダのうずわ風なめろう ¥850

まず料理名に圧倒されます。

「イナダ」はインド料理ではなく出世魚ブリの若魚段階。ちなみに関東での呼称であり、関西のハマチにほぼ該当。

「うずわ」は伊豆・伊東の郷土料理で、青唐辛子を用いたソウダガツオのたたき。
こちらは魚種が違うので「風」と名付けているわけですね。

イナダの優しい舌触りにピリッとした青唐、これは酒が進みます。

とは言っても・・・ほんと魅力的なお酒が多くて困ります。


日本酒だけでなく、


中国酒も充実。

おっと、なんだか面白い酒を見つけましたよ。


なんとこちら、フランス人蔵元Grégoire Bœuf さんによるLe Tonnerreシリーズ。
フランス人が、フランスで醸す日本酒とは!?
飲んでみたい!!


★ Le Tonnerre 雷

おぉ、濃密な琥珀色ですね。
こちら鳥取県産の玉栄80%精米を使いフランスで醸されたSAKE。
かなり荒越しで、インパクトある味わい。
ちょっと紹興酒のような風合いも。

蔵元のGrégoireさんは燗酒をチーズと合わせることを提案しているそうで、なるほど納得の存在感です。

さて、そろそろカレーメニューに行っちゃいましょうか。

★アオリイカビンダルー煮込み バゲット添え ¥720

ビネガーを用いたカレーであるビンダルーはポルトガル料理の影響を受けたインド・ゴア州の名物料理。
イカの旨みがゴリゴリに濃縮され、めちゃくちゃ旨いタパスとなっていますね。


★美味しいすりおろしレモンサワー ¥600

濃厚な酒と料理が続いたところに抜けるような爽やかさ。
確かにこの流れでこれ、美味しすぎますね。

そして締め。
ラーメンまであって完璧であります。

しかしまずオススメしたいのはこちら。

★ホヤ飯にぎり ¥300

んまあもう、食べる前の想像を遥かに凌ぐホヤ感。
かなりホヤホヤしたおにぎりなのです。
オトナのピクニックに行きたくなりますね。

さらにもひとつドン!

★ハムユイ(発酵塩漬け魚)炒飯 (ハーフサイズ)

中国南部の伝統的な食材ハムユイ、塩漬けにした魚を半発酵させて干したもの。
アンチョビのように細かく刻んで調味に使うと、発酵調味料独特の旨味がひろがります。
それが炒飯で出てくるんですから・・・分かりますよね。
イケナイ発酵マジック。

どんな料理を頼み、どんな酒を合わせるかで多彩な楽しみ方ができるこのお店。
ずっと秘密にしておきたいけど、やっぱり紹介したいのです。


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シュガー サケ アンド コーヒー



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健在!リンブー族シェフによるネパール納豆ダルバート。「ミクラ」(南阿佐ヶ谷)

「ネパールなのに納豆を食べる」

「ネパールなのに豚モツを食べる」


珍しいライ族・リンブー族料理のお店、南阿佐ヶ谷「ヤンタル」が閉店し残念な思いをしていた私。

けれども今日、その前を通ったら・・・あらら??


「ミクラ」

原始ミヤマクワガタの産地でもカプセル怪獣でもありません。
看板に「アジアン料理居酒屋」とある通り、メニューにインド料理系や中華系も並んでいるものの・・・・

よく見ればダルバート(表記はダルバットセット)の料理内訳に「キナマスープ」という文字が。

キナマ(キネマ)と言えばネパールでも東部山岳地帯、ライ族やリンブー族などしか食べない納豆。

そう、実はこの店、「ヤンタル」のライ族オーナーはそのままに、リニューアルオープンしたお店だったのです。
閉店ではなかったのですね・・・・

ちなみに新シェフはリンブー族の方。
ネパールからブータンにかけて居住する民族らしく、日本人に親しみがある顔立ちをしています。


★ダルバットセット ¥850

他のメニューにゃ目もくれず、こちらを注文!


カトリは右からチキンカレー、ダルスープ、そしてキナマスープ。
もちろん現地仕様の辛口でお願いしました。


鮮やかな山吹色のキナマスープ。
これがもう!「ヤンタル」時代を凌ぐ納豆感!!
もともと納豆食文化のない関西生まれの私ですが、この旨さには抗うことができませんぞ。

そもそも納豆苦手な人の多くは箸に無限に絡みつく糸が嫌なわけで、
とろみへと昇華したこのスープは納豆嫌いでも好きになっちゃうのではないでしょうか。

同じ豆でも、横のダルスープは複数の豆を用い全く別の味わい。
リンブー的にはキナマスープとダルスープは完全に別物のようです。

カレーはドライタイプのチキン。
どことなくチキンチリっぽいのもインドよりチベット寄りで好感触です。


付け合わせにはサグとムラコアチャール(大根の漬物)。
このムラコアチャールがまた、素朴な酸味で素敵でした。

ご飯はおかわり自由だったのですが、食べ過ぎ注意でこの日は遠慮。

食後はシェフとしばしお話し。
山岳農耕民族であるリンブー族料理の基本は米と野菜(たまにディロ)。
現地ではお肉は二ヶ月に一回くらい、特別な日にだけ食べていたようです。
理由はと言えば、現地のお店にお肉は売っておらず、山を降りて買ってこなければならないからとのこと。

こちらのお店では昼のダルバートはチキン。
夜営業ではライ・リンブー独特の豚モツの提供もあるそうです。

これは夜にも再訪せねばなりませんね。

「ヤンタル」に続きこちらの「ミクラ」も贔屓にしちゃいましょう。

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ミクラ



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X-JAPANライブで知られる大衆食堂チェーンの生き残り。「定食 やしろ食堂」(荻窪)

かつて、東京のあちこちにあった大衆食堂チェーン「やしろ食堂」。
おかずが自由に選べる定食スタイルで親しまれた、いわば「やよい軒」の大先輩的な存在です。
「天才たけしの元気が出るテレビ」の企画でインディーズ時代のX-JAPANが店内ライブをしたことでも記憶されていますね(落合店?)。

そんな「やしろ食堂」も閉店が相次ぎ、今では荻窪、方南町、そして高円寺のみ。

この日は荻窪にあるお店へと訪問してみました。

「定食 やしろ食堂」


入り口脇には「ヤシロチェーン」の文字。


この日の日替わりは「もうヘロヘロだ 麻婆豆腐」。
昨今のチェーン店にはない、人肌の温かみを感じますね。


カウンターにはおかずがズラリ。
こちらから定食を自由にカスタマイズできるわけです。


頭上には単品のお品書きがズラリ。
かなり昔からそのままとあって「売切」の文字もチラホラ。
目立った売り切れ品としては「マトン」「朝鮮漬」「鯨南蛮」など。
大衆食堂の歴史を感じますね。

カレーはカレーライス、カツカレー、めんちカレーの3種。
しっかり押さえています。


★カツカレーライス ¥880

こんもりとしたビジュアル。
お腹いっぱいになること必至の庶民派カツカレーです。


たっぷりのライスの上に敷かれたキャベツ。
その上に分厚い衣のカツ。
さらに上からカレーがドバッと。

カレーは具材にジャガイモと人参が入った、完全昭和のカレーです。

チェーンとは思えない、手作り感満載の味。
もはやここはチェーン店であった歴史を越え、荻窪の懐かしいやすらぎ処となっているようですね。


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やしろ食堂



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路地裏に発見、インドまぜそば。「旅人の木」(荻窪)

荻窪で仕事、ほんの15分ほどの空き時間。
ちょっと散歩に出たら気になる看板が。

「油そば まぜそば」
なぜか気になる。
気になるレーダー発動。

ふらふらっと路地裏へ。


「旅人の木」

なんと素敵な店名。

さらによく見れば、


油そば、台湾まぜそばに加え、インドまぜそばなる文字が!

レーダー反応したのはこれであったか。

早速入店、即食券購入。
何せ休み時間は15分。


★旅のインドまぜそば ¥820

来ましたよ。
期待通りのビジュアル!
予想を上回るポイントとしては、サッポロポテトつぶつぶベジタブルがトッピングされているところ!
なるほど、パパドがわりのサクサク感ね、なるほど。


挽き肉、カレーパウダー、玉ねぎ、サッポロポテト。
油そばよろしく目一杯攪拌しちゃいましょう。


程よく香るスパイス香。
器の底に溜まったオイルが絡めば絡むほど旨み倍増。


ちょい盛りご飯を投入し、つけカレー飯としてフィニッシュ!

美味しゅうございました。

そのまま挨拶店を出て、何事もなく仕事に戻ったとさ。

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旅人の木



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