カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック!

只者ではない。アンテナショップのレベルを超えた、独創的地域食材エンターテイメント。「Dining Tokushima」(秋葉原)

全国のアンテナショップが集まる首都東京。

東京に居ながらにして、地方の知られざる、魅惑的な味を発見するのは実に楽しいことです。

秋葉原、AKBカフェとガンダムカフェの先に出来た「CHABARA」。
「日本百貨店」のフード部門といえるこちらは、いわば全国のアンテナショップが集結したデパートのようなもの。

そしてその中に併設された徳島県のダイニングがちょっと、只者じゃないんです。


「Dining Tokushima」

その名の通り、徳島県の食材や名産品を使った料理を提供するお店なのですが、観光地の駅や空港にある安易なご当地食堂とは全く異なり、かなり独創的で捻りのきいた料理を提供してくれるんです。

シェフはソムリエ資格も持っており、和洋エスニックと研究熱心な方。
アンテナショップの食堂である前にまず個性的なダイニングであり、普通にやったら原価かかりまくりなところを「徳島の食文化を発信」という大義のもと、県からのバックアップで安価提供できているという、誰にとっても美味しすぎるスタンスを確立した稀有なお店なのです。


★情留酒 鳴門金時 焼き芋 28度

仄かな焼き芋の香り、鳴門金時の甘みが特徴的な芋焼酎。
いますぐ販売コーナーで買って帰りたくなりますよ。


★徳島いろどりカレー すだち鶏のコンフィに季節野菜のグリル添え ¥1111

徳島のすだちを食べて育った「すだち鶏」のもも肉を12時間煮込みジューシーに仕上げたコンフィ、鳴門金時など徳島の野菜のグリル。
そしてカレーはなんと、阿波黒毛和牛で出汁をとっているそう!!

なんと贅沢な徳島尽くし!

しかもそれが鮮やかに洗練されたワンプレートで提供される奇跡。

カレーは流石の旨みたっぷり。
鶏も野菜も食材自体の美味さをしっかり引き出しており・・・・・さらに。

お皿の脇に添えられているのはマスタード。
カレーにマスタードを合せるなんてまるでベンガル人・・・と思いつつ、これがまたコンフィに合う。
カレーにだってちょっと混ぜ込めば味変する。

この縦横無尽な遊びっぷり、ただ事ではありません。

完全にアンテナショップの域を遥かに逸脱していますよ。


セットのスープには「鱧の醤」と呼ばれる、和三盆を用いた鱧の魚醤を使用。

ほうほう、興味津々。


カレーの辛味追加には「みまから」。

あ、これ知ってます!
徳島県美馬地方の青唐辛子を原料に、ごま油や醤油、鰹節で仕上げた独特の辛味調味料。
ちょっと他にはない独特の味なんですよね。

次から次へと繰り出される、徳島食材のネタ。
そしてそれらが実に魅力的な提供のされ方をされており、ホントに楽しい。

学ぶ喜びと、美食の悦びが見事にマッチした素晴らしい空間です。

大満足でお会計しようとしたら、最後にお菓子が登場。

鳴門金時のお菓子です。

最後まで見事にやられてしまいました。

作り手の熱意と個性によって、アンテナショップの概念をはるか超越してしまった、実に面白いレストランですよ。


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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ

ピーナッツ・ラララ・ポニーときたら。「バンコック コスモ食堂」(神保町/水道橋)

「バンコック ピーナッツ食堂」「バンコック ラララ食堂」「バンコック ポニー食堂」とカワイイ系店名とチープポップな内装で人気の「バンコック〇〇食堂」グループ。

最新の4店舗めはカレーの聖地・神保町!


「バンコック コスモ食堂」

グループの中では一番男前な店名ですが、中は相変わらずの可愛さです。




けれど厨房にはタイ東北イサーン、コーンケーン県出身のツワモノシェフがスタンバイ。

抱きしめた東北のコスモを見せつけてくれますよ!


★ビアラオ ¥550

イサーン料理に合わすならこれ!なラオスのビール。
比較的安価な提供が嬉しいです。


★ヤムネーム ¥830

東北の酸っぱ辛い発酵ソーセージサラダ。
これが可愛らしいお店の雰囲気から想像つかないほど、ビシィーッと決まってます。
ちゃんと酸っぱいし、生姜も効いてるし、ネームもピーナッツもたんまり入ってるし。
満足満足。


★カオマンガイ・トー ¥900

みんな大好きカオマンガイの揚げバージョン。
特にイサーン料理というわけではないのですが、これがヒット!
サクサクの衣がかなり秀逸で美味すぎます。
ライスがちょっとウェットな感じも屋台っぽくて全然オーケー。


食後にはタピオカミルクをいただきました。

グループ他店も良い店揃いなんですが、この「コスモ食堂」のシェフ、なかなか良いですね!
可愛さの中に抱きしめた東北のコスモ(言いたいだけ)をビシバシ感じるお店です!
流行るといいな。

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テーマ:エスニック料理 - ジャンル:グルメ

珠玉の欧風カレー、魅惑のオムレツのせ。「ルー・ド・メール」(神田)

「欧風カレー」というジャンルは実に奥深くもあり、実に不可思議でもある。
そもそも「欧風」と言っても、ヨーロッパにそのようなカレーがあるわけではない。
(フランスのキュリーなど、ヨーロッパにもカレーはあるにはあるのだけれど、日本で言う「欧風カレー」とはかなり異なります)

狭義には西台「インディラ」、神保町「ボンディ」に代表される、いわゆる「ボンディ系」のカレー。
もっと定義を拡げれば、フォンやソテーなど、フランス料理やイタリア料理の技法を取り入れたカレーライス、ということになるでしょうか。
もちろん、そのどれもが日本の伝統的カレーライスをベースにしている、もしくはカレー文化が欧米経由で日本に入ってきたころの伝統を受け継いでいるため、「欧風カレー」の上位概念は「ヨーロッパ料理 European cuisine」ではなく、「日本カレー Japanese Curry」であることには注意が必要です。

少し乱暴な言い方をすれば、海外から見れば「欧風カレー」は、「トンカツ」などと同様「日本食」カテゴリーだということです。

であるからして、「欧風カレー」の作り手は基本的に、日本のカレーライス文化で育ち、フレンチやイタリアンの修業を経たシェフ。

この神田のお店はまさにその代表格です。

「ルー・ド・メール」

銀座「レカン」「ペリニィヨン」で修業し、京橋「ドン・ピエール」の料理長を務めた鈴木正幸シェフが2004年にオープンしたお店です。
「3年B組金八先生」で巡査役だった同名の俳優さんとは関係ありません、多分。

ちなみに店名のLoup de merはフランス語でスズキ(鱸)の意。
あ・・・なるほどね。


お店は2014年に移転し、現在はビルの2階に。
気取ったところのない、アットホームな雰囲気で落ち着きますね。

この日はランチ訪問。
ランチセットにはスープが付いてきてお得です。


さて、カレー。
オーダーの有力候補は、ビーフカレーです。

普通のビーフカレーは煮込む過程で肉の旨味がカレーに溶け出し、肉自体は味が抜けてしまっているのに対し、ここのビーフカレーは肉自体にも旨味が詰まっている。
その秘密を水野仁輔さんが鈴木シェフに取材した様子が、「カレーの奥義」という本に収められているんです。
とっても興味深いですよ。

そしてもう一つの有力候補がこちら、今回オーダーした一品です。

★ランチBセット ドライカレー オムレツのせ ¥1000

完全に女子キラーなこのビジュアル。
今や看板メニューとなったこのカレー、実は鈴木シェフが京橋「ドン・ピエール」にいた時代に、
TBS「チューボーですよ」から生まれたメニューだそうです。

道理で画面映えするわけだ。

けれどもちろん、素晴らしいのは見た目だけではありませんよ。

カレーはドライといっても、ライスにドロっとかかるセミドライ仕様。
辛さだけでなく、甘みと香りがしっかり感じられるのが「ルー・ド・メール」流です。


オムレツの中はまさにフワットロ。
スプーンで「タンポポを開く」わけですが、なにかイケナイことをしているようなドキドキ感に苛まれます。

もうこのビジュアルが味を雄弁に語っているとは思うのですが、
濃厚甘辛なカレーを包み込む、フワホワホワな玉子の優しき味わい。

これを至福と呼ばずにいられましょうか。

熟練シェフの技術とセンスが詰まった、日本でしか食べられない「欧風カレー」。
行かない理由はありませんよ。


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ルー・ド・メール



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イタリアンシェフが真面目に作った、激辛リゾットカリーのインパクト!「VINO STAND オーパ!」(小川町)

神保町界隈を散策していて、ちょっと面白い店と出会いました。
いや、かなり面白いお店、かもしれません。


「VINO STAND オーパ!」

ワイン&イタリアンバルぽいのですが、ビビッと視界に入った「CURRY」の文字。
目線を下げてみると・・・・

ランチがなんと、「アンチョビスープヌードル」と「リゾットカリー」ですと!?
しかも、

『イタリアンのシェフが、真面目にラーメンとカレー作りました!!』

ってもう、ワクワクしかありません!!

早速の入店です。

カウンタースタイルの店内は確かにバル。
厨房には某有名フレンチ出身というマスターの姿。

メニューを見れば、トッピング色々でカスタマイズができるんですね。
しかもアンチョビヌードルにカリートッピングなんかもできるようで、もう未知の領域すぎます。


まず登場したのは生ハムのせキャベツ。
濃厚塩味な生ハムですからこの量で充分贅沢気分!!


★リゾットカリー ¥800
・激辛 +¥100
・焼きハムトッピング +¥250


うぉぉぉ!なんかタダモノじゃない感が凄いですよ・・・・・


ライスは端正なチーズリゾット。
それだけでいただいても充分な美味さで、シェフの確かな腕を感じます。


そしてカレー。
激辛でお願いしたのですが、見た目からして魔物感漂ってます・・・・

いただいてみましょう!!

ごわぁぁっ!!
ジャリジャリ感凄い!!


ベースのカレー自体はトマト感が強くイタリアン調なのですが、
その上に覆いかぶさる唐辛子とブラックペッパーの悪魔感が半端じゃないです!!

辛さ苦手な人なら、目から火を噴くんじゃないかしら。

と、そこでリゾットとの組み合わせが天使すぎるわけです。

天使と悪魔のツインボーカル、これはちょっと他にないインパクトのカレーですよ。

カレーの中には贅沢サイズの鶏肉が。
トッピングの焼きハムもしっかり美味くて、確かに『イタリアンのシェフが、真面目に作ったカレー』であります。

どうやら「激辛」オーダーしなければこのジャリジャリ感はなく、食べやすいトマトカレーのようなのですが、
次来るときもこの激辛ジャリジャリカレー頼んじゃいそうです。

インパクトあるもん。

ちなみに夜メニューはめっちゃリーズナブルっぽくて、
生ハムとサラミの盛り合わせ食べ放題250円とか、
ワインはグラスで250円、ボトルで1100円とか、これまた未知の領域っぽいです。

ほへぇ~!!


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VINO STAND オーパ!



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今最も勢いあるカレーチェーン、神保町へ進出。「日乃屋カレー 神保町店」(神保町/小川町)

東京発でありながら、「インデアンカレー」など、
大阪カレーライスの専売特許だった「はじめ甘くて後から辛い」味わいで人気の「日乃屋カレー」。

神田カレーグランプリで優勝したあと急激に店舗数を増やしてきましたが、
ついに東京カレーの聖地、神保町のど真ん中にも進出。


「日乃屋カレー 神保町店」

オープンは2016年6月28日。


燦然と輝く、神田カレーグランプリ殿堂入りの看板。
一般投票を基に選ばれる神田カレーグランプリ、つまり、より広い層にウケるカレーが強いということです。


神保町店限定「焼きチキンカレー」にも惹かれます。
が、やはり日乃屋の看板メニューといえばこちら。


★手仕込み名物カツカレー ¥840
・温泉卵トッピング +¥100


日乃屋のカツカレーはカレー後がけスタイル。

とろみある、野菜の甘みたっぷりカレーに、ふんだんに用いられた粗挽きブラックペッパー。
「はじめ甘くて後から辛い」味わいは健在です。


カツもボリューム充分。
普通盛りだと結構お腹いっぱい。
そこで温泉卵による味変が効いてくるわけです。

庶民の腹を満たす、大衆食としてのカレー。
「日乃屋カレー」のように勢いある新興チェーンが出てくるのは、実に嬉しいことですね。

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日乃屋カレー 神保町店



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