カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

札幌スープカレーの求道者が創る、王道の一杯。「蜂鳥カリー」(小川町)

札幌スープカレーの求道者、東京神田小川町にあり。


「蜂鳥カリー」

神出鬼没の「幻のスープカレー メラ屋」として熱烈ファンを獲得してきた平中シェフ。

その後、幾多の出張カレーを重ねたのち、2010年、雇われシェフとして六本木に「スープカレー メラ屋」をオープン。
当時食べログ3.5超えの高評価を得たものの、独立の道を選んだメラさんこと平中シェフは、「メラ屋」を移動スープカレー屋台として再始動させます。

2017年、空中でピタッと止まっては瞬時に飛び去るハチドリにちなみ屋号を「蜂鳥カリー」に改名。
「danchu」2017年6月号では『逃げるスープカレー屋』として特集記事が組まれるまでに。

そして2017年11月1日。
ハチドリは遂に、止まり木を見つけます。


神田小川町のイベントスペースを間借りしての店舗営業。


札幌スープカレーを食べたことのない方のイメージとして、「カレーを水で薄めたような食べ物」というのがあるのですが、それは全くの誤解。
というか真逆であって、しっかり真面目に丁寧にやれば食材コストも仕込みの手間もかかる、飲食店としては「割の合わない料理」なんですね。

そこで数多あるスープカレー屋の多くは工夫をし、食材コストを抑えたり、工程を合理化したり、お店独自のアレンジをしたりしているんです。

ですがこの「蜂鳥カリー」最大の特徴は、上記のような「工夫」を一切しないこと。

食材にコストをかけ、時間をかけた手作りで、札幌スープカレーの王道を頑なに守る。
そして味だけでなく、食と命の安全にとことんこだわる、
そしてその上で、見合う値段をちゃんと提示する、というスタイル。


無骨、かつ愚直、けれど間違いなく誠実なスープカレー屋なんですね。

基本のメニューは2つ。

「マボロシ」¥2000
・鶏=地鶏のすね肉、もしくは国産鶏の骨付きもも肉
・菜=5~6種類のどっさり素揚げ野菜

「頂点」¥2500
・鶏=総州古伯鶏など地鶏の上モモ
・菜=旬野菜はじめ5~7種類のどっさり素揚げ野菜


いずれを選んでも間違いないハチドリ流札幌スープカレーですよ。


★頂点(日本一)のスープカレー ¥2500

しっかりと色濃く、しかしとろみは一切ないスープカレー。
この日は宮崎の立派な地鶏に、悪露鶏豊かな旬野菜たち、仕上げにパラッと胡麻がかかっているのもポイントですね。


辛さは自由に選べ、かなりの激辛チューニングも可能。
ですがせっかくの厳選食材、少しベースは控えめの5辛でお願いしてみました(卓上辛味オイルで辛さUPも可能ですし)


色鮮やかに素揚げされた旬野菜の美味さは言わずもがな。
そして特筆すべきはやはり鶏の旨さ。
筋肉の弾力ある地鶏の食感、そして肉自体の旨み。
実は鶏農家三代目である店主のこだわりは、「メラ屋」時代からぶれることなく進化しています。

さらに「滋味」としか言いようのない、スープカレーのくっきりとした味わい、ベースに感じられる鶏スープの旨み。
濃すぎないギリギリの塩気が、贅沢な具材の味を引き立てます。

王道スープカレーの求道者が創る、芯の通った格別の一杯ですね。

「メラ屋」時代からの名物パスタサラダも健在で嬉しくなってしまいます。


食後は、移動屋台でも人気だった金太郎飴を。

紆余曲折、波乱万丈の歴史を経て今に至るこのお店ですが、結局やはり「料理は人」。
いつかとんでもない老舗名店になっているかもしれませんね。


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蜂鳥カリー



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石和温泉の名物カレーライス、東京進出。「ジョイアルカレー 神田錦町店」(小川町)

山梨・石和温泉の名物カレーライス、東京進出!


「ジョイアルカレー 神田錦町店」

石和温泉の老舗旅館「糸柳」の社長、内藤修也さんが若い頃出会った、先輩シェフが作る究極のカレーを追い求め、たどり着いたレシピ。
石和温泉の本店のほか、甲府にもお店があり、こちら神田のお店は2017年3月1日オープン。


水の美味しい山梨の自社工房で原材料から手作りした「ルー」を用いています。

オーダーは券売機で。
ベースは基本のものの他、ヘルシーな「薬膳」も選択可。
ライスの量も調節可。
トッピングはから揚げとカツが人気だそうですよ。


★から揚げカレー ライス普通盛り ¥780

おお、香ばしき揚げたて唐揚げの香り。
金沢カレーの如く、キャベツが揚げ物とライスをセパレートしています。

カレーは良い意味で普通のジャパニーズカレー。
普通なんだけれど、普通じゃないんです。

重すぎない、ほど良きサラサラ度。
後からくる、ピリッとした辛さ。
そして、主張しすぎない仄かなフルーティさ。

全く奇をてらわない、正攻法ど真ん中のカレーとしての完成度、そしてご飯とのマッチング、なかなかのものですね。
続々東京進出するご当地カレーから目が離せません。

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神保町待望のミャンマー料理店で、ブルッブルの豆腐麺。「エーヤナディーキッチン」(神保町)

カレーの街神保町にミャンマー料理、ついに登場。


「エーヤナディーキッチン」

高田馬場から大塚にかけて増加するミャンマー料理店ですが、神保町界隈には皆無。
こちらはミャンマー料理に加えタイ料理も提供することで敷居を下げているようです。
(ミャンマー料理とタイ料理は共通項もありますし)

ランチ時は食券機制。

やはりガパオライスなどのタイ料理がメインに見えますが、注目すべきはミャンマーの麺料理。
かなり充実しているんです。

中でも「うぉぉぉ!!」と思ったのがこちら。


★トーフヌエカオスエ ¥800

黄色とこげ茶のマーブル模様が実に美しいですね。

実はこれ、ミャンマーの豆腐麺。
タイ人とルーツを同じくするシャン族の定番麺料理です。
シャン料理には寿司の原型ともいえる熟鮓があったりと、和食との意外な接点が色々あるのですが、シャンのトーフの原材料はひよこ豆。
(日本の豆腐と同じ大豆から作るものはペピャーと呼びます)

こちらはひよこ豆の黄色も鮮やかなシャン豆腐をスープのようにし、平麺をブッ込んだ料理。

いや、スープと呼ぶにはかなりの密度がありまして、
麺を持ち上げようとすると、重力が3倍になったかのような重さ。

ちょっと動画をご覧ください。


シャン豆腐のブルッブル食感。
ほとんどの日本人にとって未体験の食感なのだけど、一度食べたらハマること請け合い。


まさに、スープを食べる麺料理。

同じ豆腐麺は高田馬場のシャン料理店「ミャ ミィン モ」でもいただけるのですが、こちらのほうがより酸味と香りが強い印象。
食べ比べてみるのも面白いですよ。

さらに、お酒の如く香る漬け物のインパクト!
卓上には「食べるラー油」の原型ともいえるミャンマーふりかけも常備されており言うことなし。

ランチから、日和ることないミャンマーの味。


夜はどんな感じなんでしょう?

ほっこりする説明つきの夜メニューを見るにつけ、興味は尽きないのでした。


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エーヤナディーキッチン



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一杯で三度楽しめるカレーうどん。「香川 一福」(小川町)

カレーうどんが美味いと評判の、讃岐うどんの人気店へ。

「香川 一福」

讃岐うどんの名店「中村うどん」で修業した「うどん一福」の東京初進出店です。


店内は料理以外撮影禁止。
入り口脇にあるメニューを記録。

オーダーは食券制。
かしこまった雰囲気は微塵もなく、サッと入ってパッと食べる、本場香川の街角スタイルです。


★上天 ¥150

香川のうどん屋といえばまず、おでんですよね。
食べている間にほどなくうどんがやってきます。


★カレーうどん(小) ¥680

カレー汁とは呼べない、不透明度100%の濃厚カレーは「四ツ谷北島亭」とのコラボ。
A4、A5和牛と沢山の野菜から作ったフォンドボーを使用した濃厚カレーうどんです。
トッピングにはカルピスバター。


「でろーん!」という擬態語がよく似合いますね。
カレーの重みで、麺の伸びの良さがよくわかります。

迫力たっぷり、食べ応えたっぷり、程よくスパイシー。
けれど飽きちゃわない?

いや、飽きちゃわないんです。

別添えのかけ出汁を投入すれば、濃厚カレーがカレー汁へと変化。
和風出汁の旨みたっぷりな、別の味に!

実に面白いんです。

そしてさらに、さらにですよ。

卓上のザックザックな天かすを投入してみてください。

天かすがカレーを吸うか吸わないかの瀬戸際でいただければ、あら。
これまたカレー天汁とでも呼ぶべき新食感の美味しさ!

一杯で三度楽しめるカレーうどん。

うどん県の実力恐るべし、です。


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香川一福



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あのココイチがついに!ハラール対応店をオープン。「CoCo壱番屋ハラール 秋葉原店」(秋葉原)

2020年に向け、来日ムスリム客をもてなすハラール対応が大きな課題となっています。

ハラールとは、イスラム法で許可された「口にするもの」「身に着けるもの」。
食料に関しては原材料だけでなく、加工や配送方法においても一定の条件を満たしている必要
・・・例えば肉の場合は屠殺時にお祈りするなど・・・があるんです。

世界中で人気の「ニッポンカレーライス」に関しても、ムスリムの方は気軽にいただくことができないわけで、
実に勿体ない、実にもどかしい状況が続いていたわけです。

2014年にはあの富士そばがハラール対応メニューを開発したものの認証には至らず断念。
折角開発した「パキスタン風激辛カレーそば」を限定店舗で販売、なんてトピックもありました。

その他、成田空港第二ビルに入っているカレーライス屋「ラトック」がハラール認証に成功、
場所柄とても有効なことではありますが、ハラールカレーライスの一般普及には程遠いものがありました。

そんな中、あのココイチがハラール認証店舗をついにオープン!

ニッポンカレーライス最大のスタンダードともいえる同チェーンがハラール対応
まさにエポックメイキングな出来事といえるでしょう。

早速の突撃です。

「CoCo壱番屋ハラール 秋葉原店」

2017年9月25日オープン。
かつて「麺屋ここいち」があった場所です。
ハラール認証マークと同じ緑の店構えが印象的ですね。


店内のメニューも緑がイメージカラー。
ここで誤解してはいけないのは、緑だからって決してハラール=ベジではないということ。

ムスリム国家パキスタンの料理なんて肉・肉・肉ですからね。


メニューは英語&日本語対応。
ベジカレーの他、牛しゃぶカレーやチキンカツカレーもラインナップ。
ムスリムは豚を食べないので、カツカレーはチキンなんですね。


★牛しゃぶカレー ¥890
★4辛 +¥80


たっぷりの牛しゃぶ肉と玉ねぎ。
通常のココイチカレーと比べると若干表面につやがありトロミが感じられるのですが、気のせいかしら。
それではいただいてみましょう。

・・・お、ちゃんと美味しいですね。
といいますか、通常のココイチより逆に味がしっかりしているような気さえしてしまいます。

牛肉も特に違和感ないという以上に、いい肉使っているという感触。
海外の方をターゲットに、日本カレーの美味さを伝えるお店として特に気合が入っているのかもしれませんね。

THIS IS 日本のカレーライス。
そう紹介し、ムスリムの方を連れてきても全然恥ずかしくない完成度。

これは・・・でかした!ココイチ!!と言っていいのではないでしょうか。


カウンターには、お祈りの場所などを検索できるスマホアプリの紹介なんかもあって、
ココイチが本気でムスリム客を取り込もうとする気概もヒシヒシ。

果たしてその気概は、決して空回りしてはいないようです。

・・・お店を出れば、ムスリムの若者たちが行列。
マレーシア系かな???

みんな、「ニッポンカレーライス」を食べてみたいのに食べる場所がなかった、ということなのでしょうか。

全世界でムスリム人口は16億人。
「ニッポンカレーライス」の大いなる可能性が今、開かれたのかもしれません。

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カレーハウスCoCo壱番屋 ハラール秋葉原店



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