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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

【第5回】発表!Japanese Curry Awards2018 カレー細胞ノミネート

今年もやってきました。
Japanese Curry Awards2018の季節。
JCA2018ロゴ
2014年、11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」。
日本のカレー文化に貢献したカレー店を12店舗選出し、表彰する取組みです。

⇒Japanese Curry Awards公式HP

おいしいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家の薦める店もあるし、みんなの採点や投票によるインターネットのランキングもあります。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。店選びに正解はありません。
だとしたら、もっと別の切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
カレーを愛してやまない、カレーの食べ歩きに人並みならぬ情熱を注ぎ続けている偏愛家たちが一堂に会して、
“Curry of the Year”を決めるプロジェクトを今年からスタートさせることにしました。


           - Japanese Curry Awards実行委員会 水野仁輔 -

第5回となる2018年には、新選考委員としてさとつーが参戦。
各審査員のプロフィールはこちら。
http://japanesecurry.net/#judges

選考方式はまず、各選考委員がアワード10店&新人賞・名誉賞各1店をノミネート。
その後、全員のノミネート店を共有した各選考委員が検証。
本選考へと臨み、年末にアワード受賞店発表!という流れです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

さて、ノミネートに移る前に例年通り、2018年のカレー界の動向をおさらいしてみましょう。

一年前に予測した通り、東西カレーの融合、そして他ジャンル料理との融合は目覚ましい勢い。

dancyuでは「スパイスカレー」特集が組まれ、大阪発の「ポンガラカレー」が東京に2店も。しかも大手町と赤坂いずれも東京側からのオファーがあったというのですから、大阪スパイスカレーも随分全国区になったものです。
東西カレー店が共演するイベントも催されるようになってきました。

他ジャンルの融合という点においては特に、和食及び中華と融合する試みが目立ったように思います。
アワード授賞済みのお店では「魯珈」の中華カレーや、「camp」の新業態「ごちとん」、マニアックなインド料理をレストランディナーとして楽しませる「エリックサウスマサラダイナー」など、攻めの姿勢が頼もしく感じられました。

また、関東・関西そして福岡のみならず、新しいカレーの波が日本各地に広がったことも見逃せません。東海、北陸、九州、北海道・・・・

視点を首都圏に置けば、南インド料理、スリランカ料理のお店が格段に増えました。
ただ増えただけでなく、よりマニアックに、よりローカリティに寄ったり、思わぬメニューをピックアップしたり。
マンガロール料理の「バンゲラズキッチン」、レモンライスに特化した「レモンライス東京」、ドーサ押しの「ドーサベル」、竹筒ビリヤニの「トロピカルパラダイス」などなど。

日本でいただける「カレー料理」の幅は随分と拡がってきました。
「各国料理とカレーとは明確に区別すべきである」という意見が多く出てきたのも今年です。
けれども、いくら厳密に分けたところで、分類不可能な新しいお店が次々に出てくることでしょう。
なぜなら日本の食文化は、発明の妙とアレンジの妙に溢れているから。

それでは、ノミネートに移ってみましょう。


Japanese Curry Awards2018「カレー細胞」ノミネート店

★メインアワーノミネート10店


妄想インドカレー ネグラ
「カレーはイメージ」「カレーはカルチャー」

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インドに行かず、自由な発想(妄想)で生み出すカレーは、今や東京を代表する個性派。
アートや音楽などのカルチャーシーンとも繋がり、関西カレーシーンとの交流も活発です。
カレー文化のリミックスを象徴する店とも言えそうです。

●中華遊食 八戒
「中華とカレーの融合、そのトップランナー」



中華とカレー、いずれも日本人にとって子供の頃からあまりに親しみ深い食ジャンル。
それ故カレーはカレー、中華は中華と、アタマで区分けされてきました。
が、近年、この二大ジャンルの自由な融合が始まっています。
その旗手といってよいのがこのお店。
両ジャンルのアウフヘーベンによる圧倒的な説得力で、ネタに終わらない可能性を感じさせてくれます。

●anonymous
「大阪カレー台風の目」



2018年には「ポンガラカレー」を東京にいきなり2店展開、月曜だけの実験的カレー「カレーフォニケーション」など、カレー界に刺激を与え続ける黒田健氏。
その縦横無尽振りはもはや、大阪カレーの台風の目というより、日本カレー界の台風の目とよんでいいでしょう。
そんな黒田氏の根城、それがこの「anonymous」。
何者でもないが故、何者でもなれる、そんな暗示も感じさせる店名です。
私としては2度目の推薦、今年は特に充分な受賞理由があると思います。

●レカ
「食を通じた文化交流」



今や日本最大のインディアンタウンとなった葛西で、珍しい西インド家庭料理を提供し続けているお店。
ですが、今回のノミネート理由はその物珍しさだけではありません。
お店の二階にイベントスペースを設け、日印文化交流に貢献。
多民族が共存する、新しい日本に向けて、日々取り組み続けています。

●チャイハナ海花
「日本の風土×スパイス料理」

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インドのスパイス料理をそのまま真似て提供するのではなく、日本の風土・食材・季節に合わせた提案を行う。
いわば和食とスパイス料理の融合を、最もストイックに、最も思い切った形で体現するのがこの、国東半島に店を構える「チャイハナ海花」。
あの「アジャンタ」出身の瀬口さんが、土地の食材を駆使したインド料理を提供するお店です。
私としては2度目の推薦。
スパイス料理と和の融合が注目される今だからこそ、地方で知る人ぞ知る存在のこのお店にスポットをあてたい。
北斗の拳で言えばトキのような、ある種の究極的存在なんです。

●ネゴンボ33
「埼玉ナンバーワンカレー」



こちらもう、泣く子も黙る、埼玉一のカレー名店でしょう。
クオリティ重視の姿勢を貫き、来年3月でなんと10年。凄いことです。
レトルトに続き、今年11月には高円寺に姉妹店をオープン。
その進化と挑戦はとどまることを知りません。

●路地裏カリィ 侍.
「スープカレーの新たな可能性を追求」



今年、東京では北海道スープカレーの店舗数がぐんと増えました。
明確な理由は判りませんが、なかでも最も活発に展開する「侍.」の動きからは目が離せません。
スープカレーのノウハウをラーメンに回帰させたり、ルーカレーに回帰させたり、地元北海道では「アウトドア料理」の店をオープンしたり。
その自由すぎる動向には賛否両論あります(笑)が、地方発のカレー文化として大阪スパイスカレーの先輩にあたる北海道スープカレーが今も元気なのは「侍.」の功績が大きいといってよいのではないでしょうか。今のカレーのキーワードでもある「融合」を最も意識しているお店かもしれません。

●コジコジ
「関東スリランカを牽引する名店」



ようやく関東でも徐々に市民権を得はじめたスリランカ料理。
となれば、その最高峰ともいえる名店を見逃すわけにはいきません。
関東最大のスリランカコミュニティといえる茨城において、日本人シェフのお店が人気を博している、この状況は特筆すべきものです。

●CoCo壱番屋ハラール
「ニッポンカレーハラール対応の大きな一歩」



いよいよ迫る東京オリンピック。
食のハラール対応に対する話題は日増しに高まるばかり。
そこに業界最大手であるココイチが挑んだのは2017年。
秋葉原に行列を作るヒジャブ女子たちを見て、「あぁ、日本は単一民族・単一文化の国じゃないんだ」と実感しました。日本に住んでいながら、カレーライスを食べられなかったムスリム女子たち。ハラール対応のムスリム料理店では、女性の外食自体がオープンに認められなかった実情。
今年歌舞伎町にオープンした2号店が早くも、ヒジャブ女子たちの溜り場になっていると同時に、ムスリム系Webメディアで紹介されまくっている、そんな日本の実情をJCAを通じてぜひ知ってもらいたいのです。

●カトレア
「カレーパンのパイオニア」


カレーうどんと並び、日本でもっとも親しまれる形に進化したカレー料理、それがカレーパン。
このお店は、昭和2年に「洋食パン」という名でカレーパンを実用新案登録した、正真正銘のパイオニア。
しかもそれが過去の話で終わるのではなく、今も大人気。
黄色いカレーがたっぷり詰まったカレーパンは、ちょっと他にないほどカレー度高し。

★新人賞ノミネート
●バンゲラズキッチン
「未知の驚きと、カレー店の新たなる地位へ。」



さまざまな各国料理が犇めく東京。
けれど世界にはまだまだ未知の驚きがあるのだと実感させてくれたのが、このマンガロール料理専門店。
その圧倒的オンリーワン感、そして味のレベルの高さ、けれどこのお店の特筆すべき点はもう一つあるのです。
それは、日本のカレーに対するある種の偏見払拭への闘い。
今や日本の国民食ともいえるカレーですが、その反面どうしても「安い食べ物」と見下されている点は否めません。
けれど海外にはセレブ達が集まり、良いお酒を飲みながらディナーを楽しむ一流レストランとしてのインド料理店がたくさんある。
日本文化を知り、けれど外からの視点を持つバンゲラさんは、銀座の一等地で新鮮な食材を用い、良いお酒を用意し、一流レストランとしてのステイタスを獲得する挑戦をしているのです。
もちろん「誰も知らないマンガロール料理」が、日本人の先入観破壊に大きな役割を果たしているのですが。
オープンは2018年1月。実はメインアワードにしても良いと悩んだのですが、これからの展開にも期待して新人賞候補に!


★名誉賞ノミネート
●河金(入谷/千束)
「100年目のカツカレー」



今年2018年はカツカレー100年という区切りの年。
1918年にカレーとトンカツをはじめて合わせて提供したのが「河金」。
現在では、入谷と千束の2つのお店がその伝統を受け継いでいます。
日本の大衆洋食文化の黎明期を伝える貴重なお店、今年だからこそ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

Japanese Curry Awards受賞店は12月末Japanese Curry Awards公式サイトで発表予定。
http://japanesecurry.net/
https://www.facebook.com/japanesecurryawards/

お楽しみに!



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発表!【第4回】Japanese Curry Awards 2017受賞店!!

お待たせしました!
http://currycell.blog.fc2.com/img/JCA2017logo.jpg/" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-116.fc2.com/c/u/r/currycell/JCA2017logos.jpg" alt="JCA2017logo.jpg" border="0" width="407" height="299" /></a>『Japanese Curry Awards公式サイト』">【第4回】Japanese Curry Awards 2017受賞店発表!

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『Japanese Curry Awards公式サイト2017年受賞店』


2014年、11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」。
日本のカレー文化に貢献したカレー店を12店舗選出し、表彰する取組みです。

おいしいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家の薦める店もあるし、みんなの採点や投票によるインターネットのランキングもあります。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。店選びに正解はありません。
だとしたら、もっと別の切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
カレーを愛してやまない、カレーの食べ歩きに人並みならぬ情熱を注ぎ続けている偏愛家たちが一堂に会して、
“Curry of the Year”を決めるプロジェクトを今年からスタートさせることにしました。


           - Japanese Curry Awards実行委員会 水野仁輔 -

第4回となる2017年は、11人の選考委員がノミネート店をリストアップ。

たあぼう (お気に入りのカレー屋さん700
エスニカン (◆毎日カレー◆と★タイ料理★
ノリ (うまいものは宵に食え
しまじろ (カレー401
カレー細胞 (カレー細胞
三吉 (三吉カレー日誌 ~あるいはカレーでいっぱいの海~
ノムコ (NOMCO CURRY MAP
三嶋達也 (『口癖はカレー』 主宰)
K1郎 (うまから手帖◆旨辛エスニックで行こう!
TAK (かれおた -curry maniacx-
みつお (Bicycle & Ethnic 2


各選考委員のノミネートの後、12月18日東京・渋谷の「ダオタイヤムヤム アジアンテーブルウダガワ」にて本審査会が行われました。
本審査会では、大阪スパイスカレーの全国進出など今年の重要トピックの他、過去3年の受賞傾向も鑑み慎重に議論。
日本カレー文化の奥行きと拡がりに貢献したお店たちが選出されました。

いずれ劣らぬ素晴らしいお店ばかり。
それでは受賞各店の発表です!!


■メインアワード(10店)

▼Aarti(アールティ) (東京・秋葉原)
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(写真提供:しまじろ)
開店から8年半、今や秋葉原一番人気のインド料理店として確固たる存在となっている。「毎日食べても飽きないやさしい味わい」がリピーターをつかんでおり、ランチの混雑は日常の風景だ。毎週末3日間限定の「チキンビリヤニ」も評判が良い。ディナー時も貴重な「アルコールが進むインド料理店」でもあり、タンドール系のツマミだけではない引き出しがたくさんある。たとえば、インドスナック(アルティキ、パニプリ、バタダプリ他)もいち早くメニューに取り入れたのもこの店だ。
ヒンディー語が堪能な日本人オーナーの気配りがインド人スタッフにも浸透しており、オぺレーションも素晴らしい。これも繁盛店ならではのものだろう。
(エスニカン)


▼Curry 草枕(東京・新宿三丁目)
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(写真提供:三吉)
店主は札幌で「北大カレー部」部長として、スープカレーブームの中で過ごしてきたにも関わらず、スープカレーじゃないお店。
味だけでなく、お店のあり方にも注目。
行列や待ち時間をなくすために広い場所に移転し、作れる従業員を増やして定休日もなくし、お客さんに応える努力をしていることはもっと評価されても良いのではないだろうか。
さらに、このお店のバイトから独立した方がまったく違う方向性のカレーを出すお店をやっているのも店主の懐の深さを感じる。
(三吉)


▼カレーのチャンピオン(石川・野々市 他)

2020年東京五輪、海外観光客へのガイドまで視野に入れるなら、いわゆる「金沢カレー」を推薦したい。ルーツをどの店に置くかは悩ましいが、現在の定番であるカツ載せスタイルに貢献したのは恐らくここ。北陸以外への出店も比較的早かった。
(たあぼう)


▼旧ヤム邸(大阪・谷町六丁目 他)
旧ヤムsmall
大阪でもレジェンド店の域に入ってきており、そのオリジナリティーは揺るぎないものとして確立されています。
各店の店長にメニューは委ねられており、オーナーが直接レシピ指導など行わないため、各店とも同じカレーにはならないにも関わらず、そのどれもが「旧ヤム邸のカレー」になるところが凄いところだと思います。
カレーにもインテリアにも「和」のテイストを取り入れた先駆け店だと思いますが、単に「和風」というカテゴリーに収まらないスケールの大きさを常に感じます。
下手すると散らかってしまったりブレてしまうような、異種のコンセンプトやアイデアも、旧ヤム流に変換して首尾一貫するセンスは誰にも真似できないものです。
いよいよ今年は東京に進出し、今後は大阪のスパイスカレーで旋風を巻き起こし、東京カレーシーンに大きな影響を与えていくと思います。
(三嶋)

大阪にて3店舗を展開し、今年7月には東京・下北沢に出店した事もあり、東西のカレー文化の交流を飛躍的に高めた功労者と言えるお店。
大阪スパイスカレーの源流の1つとして、これからも突き進んでいただきたい願いも込めて。
(TAK)


▼Columbia8(コロンビア エイト) (大阪・北浜 他)
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スパイスカレー界初のビブグルマン受賞の快挙は特筆すべき功績です。
妥協も迎合もせず、独自のカレー道を突き進んできた歩みが実った結果だと思います。
自信と尊厳を守りつつも、カシミールでカレー道に目覚めたことを公言し、敬愛の念を忘れないところも、店主オギミールのリスペクトに値するところだと思っています。
スパイスカレーを全国に広め、関心を引き寄せることにおいて、レトルトカレー販売とも合わせて、カレー界において今年は著しい功績を納められたと思います。
(三嶋)

レトルト発売、ビブグルマン選出など、今年はクリーンヒット2発!カレーもいいけど、夜のスパイス料理コースもなかなか面白い。
(K1郎)


▼佐藤養助(秋田・湯沢 他)

「タイ風グリーンカレーつけ麺」によって、秋田名物の稲庭うどんとタイカレーの新しい楽しみ方を見せてくれた。「レッドカレーつけうどん」などバリエーションも広がる。ナンプラーの代わりに「しょっつる」を使う点もGood。
(たあぼう)


▼SONA RUPA(ショナ ルパ) (兵庫・三宮)
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(写真提供:みつお)
1997年オープン。神戸、いや関西を代表する伝説のシェフ、ビジョン・ムカルジー師が料理長を務める高級インド料理店。関西にインド料理店多しといえども、雰囲気、調理技術、味など、どれをとっても別格である。
(みつお)

ベンガル料理の権威で、その日本語でのバイブルとも言える名著「はじめてのインド・ベンガル料理の著者でもあるビジョン・ムカルジー氏の店。レギュラーメニューは北インド風の料理が多いが、そちらも関西では頭一つ飛び出して旨い。貸切営業ではベンガル料理のコースも組んでくれる。
(K1郎)


▼beet eat(東京・喜多見)

女性オーナーが自ら猟をして、それを調理して出すカレーのお店は他にはないだろうと思う。
マクロビオティックにも造詣が深く、野菜やワインもオーガニックのものにこだわり、かつ美味しい料理を提供しているのは凄いなぁと。
その食材に対するこだわりと確かな調理技術に裏打ちされた魅惑の料理の数々には圧倒されます。
(ノリ)


▼野菜を食べるカレーcamp(東京・代々木)

カレーひと皿に野菜たっぷり1日分の野菜を補えるキャンプスタイルな斬新な発想で話題に。カレーの前にサラダという固定概念は吹き飛んだ。店舗展開で裾野を広げた。
(しまじろ)

NREとのタッグによる鉄道各駅への展開(camp express)や、東京カレー代表としての海外進出など、日本カレー文化の市場拡大に多大な貢献を続けています。
(本審査会)

▼吉田カレー(東京・荻窪)

他のどの国でもない、あくまでも日本のカレーライスを独自進化させるあくなき姿勢。個性的なお店のスタンスと相まって、オンリーワンの存在感はさらに輝きを増しています。
吉田カレーのカレーはあくまでも吉田カレーでありながら、日々進化を遂げていることにも驚き。
鹿児島「伊場カレー」など、その影響は今や東京だけにとどまりません。
(カレー細胞)

行ったことがない、カリー好きでもないフツーの人でも「なんかすごいらしい」という噂を耳にしているというのがすごい。最近ここまでのカリー屋あっただろうか。
(NOMCO)


■新人賞 
▼SPICY CURRY 魯珈(東京・大久保)

スパイスの効いたインドカレーと魯肉飯という今までになかった組み合わせでの提供には驚かされた。そしてなにより別々で食べても、あわせて食べても美味しくて、その先に何があるのだろうかと思わされる魅力がある。
(ノリ)

台湾屋台メニューである魯肉飯と薬膳カレーの両軸で瞬く間に東京で話題沸騰に。女性店主自ら暇さえあればカレー屋巡りをする、親近感がもてる人柄。
(しまじろ)


■名誉賞
▼ボンディ(東京・神保町 他)

言わずと知れた「欧風カレー」のパイオニアであり最高峰。
多店舗展開する今も、そのクオリティは落ちることなくなおトップランナーであり続けます。
「プティフアラカンパーニュ」「ペルソナ」「オーベルジーヌ」など「ボンディ系」と呼ばれる名店を多数輩出、食前にジャガイモを出すなどのスタイルも多くの店へと影響を与えています。
(カレー細胞)

********************************************

各受賞店には2月頃より随時、Japanese Curry Awards委員会よりメダルをお届けにあがります。

本審査の中で最後まで議論に残ったお店も多くあったのですが、Japanese Curry Awardsは来年も続きます。
引き続き、ご注目くださいませ。


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【第4回】Japanese Curry Awards 2017 カレー細胞ノミネート店公開!

さあ、今年もジャパニーズカレーアワードの季節がやってまいりました!!

JCA2017logo.jpg


2014年、11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」。
日本のカレー文化に貢献したカレー店を12店舗選出し、表彰する取組みです。

おいしいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家の薦める店もあるし、みんなの採点や投票によるインターネットのランキングもあります。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。店選びに正解はありません。
だとしたら、もっと別の切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
カレーを愛してやまない、カレーの食べ歩きに人並みならぬ情熱を注ぎ続けている偏愛家たちが一堂に会して、
“Curry of the Year”を決めるプロジェクトを今年からスタートさせることにしました。


           - Japanese Curry Awards実行委員会 水野仁輔 -

第4回となる2017年は、11人の選考委員がノミネート店をリストアップ。
メンバーはこちら!!(敬称略)

たあぼう (お気に入りのカレー屋さん700
エスニカン (◆毎日カレー◆と★タイ料理★
ノリ (うまいものは宵に食え
しまじろ (カレー401
カレー細胞 (カレー細胞
三吉 (三吉カレー日誌 ~あるいはカレーでいっぱいの海~
ノムコ (NOMCO CURRY MAP
三嶋達也 (『口癖はカレー』 主宰)
K1郎 (うまから手帖◆旨辛エスニックで行こう!
TAK (かれおた -curry maniacx-
みつお (Bicycle & Ethnic 2


選考方式はまず、各選考委員がアワード10店&新人賞・名誉賞各1店をノミネート。
その後、全員のノミネート店を共有した各選考委員が検証。
本選考へと臨み、12/27にアワード受賞店発表!という流れです。

・・・ということで今年私が提出したノミネートリストがこちら。

他選考委員のノミネートリストとあわせ、アワード予想をお楽しみください!!


【Japanese Curry Awards2017 カレー細胞ノミネート篇】

2017年のカレー界の動向として、年初から私が注目してきたキーワードは「融合」。
実際、3つの大きな「融合」が大きな流れを生み出しました。

一つは「東西カレー文化の融合」

近年とみに盛り上がりを見せる大阪スパイスカレー。
今や「カレーの首都」というべき大阪カレーシーンの盛り上がりですが、徐々に飽和状態に。
とすれば次に来るのは、大阪から全国へ、そして全国から大阪へ、カレー文化の交流。それは目に見えていたわけです。
それが具現化したのがこの2017年。
大阪スパイスカレー第二世代の旗手「旧ヤム邸」の東京進出、同じく「コロンビアエイト」のレトルト参戦、さらには鎌倉「オクシモロン」の大阪進出。
加えて東京をはじめとする全国に、スパイスカレーのお店が誕生することとなりました。
こうしてローカリゼーションと融合を繰り返すことで、カレー文化は進化していくのだと実感した一年でした。


二つ目の融合、それは「他ジャンル料理との融合」。

もともとカレーという食べ物は、異なる食文化が融合して進化してきたもの。
2017年には、東西問わず、カレーとは異なるジャンルの料理がカレーと融合することで、全く新しい美味しさへと昇華する例が急増。
台湾の魯肉飯と融合する「魯珈」「金剛石」、メキシコ料理との融合「チャクラ」、そして大阪を中心に麻婆豆腐とカレーの融合も進んでいます。


そして三つ目、「BAR&居酒屋文化との融合」。

2014年のJapanese Curry Awardsスタート時から注目してきた、「スパイスBAR &居酒屋」という新しい波が、2017年になって次のステージへと突入したように思えます。
曰く、次々に現れ増え続ける「スパイスBAR &居酒屋」が、それぞれの個性を競う時代の到来です。
アチャール押しの「ハバチャル」、食材にアオザメを用いた「コザブロ」などが代表選手でしょう。


このような時代のうねりを充分に意識しつつ、しかし流行りに左右されない普遍的価値も忘れることなく、悩みに悩んで選んだノミネート店は以下の通り。


☆☆☆☆☆ Japanese Curry Awards2017 カレー細胞ノミネート店 ☆☆☆☆☆

☆メインアワード

●旧ヤム邸
旧ヤムsmall
本年度最大の話題といえばやはり大阪スパイスカレーの東京進出でしょう。
大阪スパイスカレーの黎明期から今に至るまで、大阪スパイスカレーの中心であり続ける「旧ヤム邸」。若い世代も含めたシェフたちの競合による日替わりメニューの開発により、常に新しい可能性を追求し続けます。

●コロンビアエイト
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旧ヤム邸と並ぶ、大阪スパイスカレー第二世代の旗手「コロンビアエイト」。
今なおギラギラとした熱量で走り続けるその存在感。
2017年はS&Bからレトルトカレーを発売するなど、大阪スパイスカレーの全国普及に大きく貢献しました。

●さぼてん食堂

大阪スパイスカレーがひとつのジャンルとなった今、福岡からあえて欧風カレーで大阪に殴り込みをかけた「さぼてん食堂」。
けれどそのキーマカレーは、スパイスカレーを超えるほどのスパイスのパンチ力!
そう、つまりここのカレーは、スパイスカレーと相対する欧風カレーなのではなく、双方の強いところを併せ持つ、新たな次元への挑戦だったのです。

●beet eat

地産地消が叫ばれる今、もはやそういう次元を超えたイノベーティブなカレー屋。
なにせ店主自身が銃をもち、自ら仕留めた獲物でカレーを作るのですから、食材を熟知した調理としてこれ以上はないわけです。
2017年には大阪の一大カレーイベント「口癖はカレー」にも東京から唯一参戦、孤高のジビエカレーの迫力を大阪へと披露しました。

●negombo33

世界を回り西所沢へ。
様々なスパイス料理の技法と、日本の旬の食材を組み合わせ、ここでしかいただけないご馳走へと仕立てる匠の技は、まさに埼玉の至宝。
特に必殺ラムキーマの美味さは他の追随を許しません。
日本ならではの新しいスパイス料理への試み、そしてローカリゼーション、さらには珈琲店と融合した業態と、ノミネート理由はトリプルスリー。
埼玉県初のアワード受賞なるか?


●吉田カレー

私としては2014年、第一回Japanese Curry Awards以来二度目のノミネート。
他のどの国でもない、あくまでも日本のカレーライスを独自進化させるあくなき姿勢。個性的なお店のスタンスと相まって、オンリーワンの存在感はさらに輝きを増しています。
吉田カレーのカレーはあくまでも吉田カレーでありながら、日々進化を遂げていることにも驚き。
鹿児島「伊場カレー」など、その影響は今や東京だけにとどまりません。


●スパイス&ハーブ居酒屋 やるき
やるき

いつもノミネートしようかどうか迷っていたスパイス居酒屋の名店。
日本人シェフによる「スパイスBAR & 居酒屋」が急速に増え、次の時代へと突入しようとする今年こそ、和の心を持つインド人によるこのお店をピックアップしたい。日本人シェフがインドを愛し憧れるのと同様に、インド人も日本の食文化を愛しているのです。そのことがとても大事と感じます。

●パークマサラ

今や全国区となった富山イミズスタン。
日本の地方都市に根付いたパキスタン料理が、今や町おこしに一役買っているという、日本カレー史的にも非常に興味深い事例です。
なかでも最大の功労者といえるのが「DIL」「ホットスプーン」「ハムザレストラン」という名店の料理長を務めたカムランシェフ。
通称「メガネ兄貴」と呼ばれ、親しみと尊敬を集めてきた彼は、その功績で富山経済新聞にも表彰されました。
「パークマサラ」は彼が2016年にオープンしたお店。
今やイミズスタンの聖地(場所は高岡ですが)です。

●ボンディ

言わずと知れた「欧風カレー」のパイオニアであり最高峰。
多店舗展開する今も、そのクオリティは落ちることなくなおトップランナーであり続けます。
「プティフアラカンパーニュ」「ペルソナ」「オーベルジーヌ」など「ボンディ系」と呼ばれる名店を多数輩出、食前にジャガイモを出すなどのスタイルも多くの店へと影響を与えています。

●CoCo壱番屋ハラール

本年度ノミネートで一番のワイルドカードがこちら。
2020年にむけた喫緊の課題となったハラール対応問題に、カレー界のNo1スタンダードであるココイチが本気で取り組みました。
ミラノ万博へカツカレーを出品したり、滋賀県で「鹿カレー」、富士で「カレー吉田うどん」とローカリゼーションを進めるなど野心的なココイチですが、今回のハラール対応はまさに画期的。
秋葉原でのオープンと同時に、ヒジャブを被ったムスリム女子たちが店外に並ぶさまを見るにつけ、「日本に住んでいて、カレーを食べたいのに食べられなかった人が一体どれくらいいるのだろう」と考えてしまいました。

☆新人賞:
●スパイシーカリー魯珈

幾多の素晴らしいカレー屋がオープンしたこの一年でしたが、その衝撃度、存在感、そしてクオリティと、圧倒的だったのはやはりこのお店。
台湾の魯肉飯と南インドのカレーをワンプレートに組み合わせることで、全く新しい美味しさを生み出した素晴らしいお店です。
「エリックサウス」でインド料理を、「鬍鬚張魯肉飯」で魯肉飯をマスターした店主にしか作れない本格派ハイブリッドカレー、オープン後、味がぐんぐん進化している点も見逃せません。

☆名誉賞:
●ムルギー

順当に行けばいくつかのお店が頭に浮かぶ名誉賞ですが、今回はあえてカレーとカルチャーの関係性を語る上で外せない老舗カレーライスの名店を。
日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」が公開され、力道山がプロレスデビューを果たした昭和26年(1951年)に創業。
池波正太郎、椎名誠、大槻ケンヂ、小沢健二など、各時代時代のアーティストや文化人に愛されたこのカレー、個性的なビジュアルと、今なお圧倒的美味さを誇るその味は素晴らしいの一言。
まさに東京カレー文化財といえましょう。

その他の審査員も含めた全ノミネート店はこちらJCA公式サイトにて。
『Japanese Curry Awards 2017 ノミネート店発表!』


そして・・・・・AWARDS受賞店の発表は12月27日!

ご期待ください。


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Japanese Curry Awards presents 『カレー寺 vol.2 小芋とトマトと短角牛』

Japanese Curry Awards presents 『カレー寺 vol.2』
2017年12月2日開催!!

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日本のカレー文化を、さらに面白くするために何ができるだろう?
日本のカレー文化の秘める、新しい可能性をもっともっと探りたい。

私たちが注目したのは「日本の食材」そして、その生産者の方々です。

繊細な四季に恵まれた日本のあちこちで、魅惑的な食材を作り続ける生産者の方々と、独創的なカレーシェフたちを、直接結びつけることができたなら・・・
日本でしか生まれない新しいカレーの可能性が、きっと広がる。

参加した方々の新しいチャクラを開く「場」として。
新しい学びと気づきがある「寺子屋」として。

Japanese Curry Awardsは「カレー寺」というイベントを開催します。

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(前回開催の記事はこちら)
「Japanese Curry Awards presents 『カレー寺』 vol.1 鰹と蜂蜜とニンニク」 開催しました!

2016年8月に開催、好評を得た「カレー寺」。
第二弾となる今回も強力なシェフたちが集まりました。

JCA2015受賞店であり、今や不動の超人気店「カッチャルバッチャル」の田村さん、
重ね煮カレーという独自のアプローチでJCA2016新人賞を受賞した「Curry&Spice青い鳥」の澤田さん、
そして今夏東京進出を果たし話題となった、大阪スパイスカレーの旗手「旧ヤム邸」の藤田さん。

テーマとなる食材は岩手の短角牛と、静岡の旬野菜 石川小芋に夢咲トマト。

場所はもちろん、お寺の中ですよ!!

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Japanese Curry Awards presents
『カレー寺 vol.2 小芋とトマトと短角牛』


(チケット購入はこちら)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016qznz8c0u2.html

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆イベント概要☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日時
2017年12月2日(土曜)
一部13時〜15時
二部17時~19時
※定員各50名

会場
池上 本妙院
東京都大田区池上1丁目33−5

参加シェフ

・田村 修司「カッチャルバッチャル」
Japanese Curry Awards2015受賞。
インド料理を基軸に日本ならではの自由な発想を取り入れた、酒に合うスパイス料理で人気の「カッチャルバッチャル」。
東京における「スパイスバー&居酒屋」ムーブメントの先駆けとなりました。

・澤田 千絵 「Curry&Spice青い鳥」
Japanese Curry Awards2016新人賞受賞。
インドやスリランカのエッセンスを取り入れながら、陰性の野菜から陽性の野菜を順番に重ねて水を一切使わずに煮詰め、野菜の水分のみで弱火でじっくり煮詰める調理法「重ね煮」で仕立てたカレーはまさに独自の域。

・藤田 一也「旧ヤム邸」
今年7月、「大阪スパイスカレー」を代表する名店がついに東京進出!
本店店長を務めていた藤田さんが東京に居を移し、「旧ヤム邸 シモキタ荘」の店長となりました。
季節の食材と和出汁を用いた変幻自在のカレーがたまらない魅力です。

食材提供生産者
・いわて山形村短角牛 柿木畜産 柿木 敏由貴さん
・静岡野菜(石川小芋/夢咲トマト/芽キャベツ) JA遠州夢咲 さん

メニュー
(近日公開予定)

料金
3カレー+スパイスおかず+ライス+トークショーで3500円
ドリンク持ち込み自由。

主催
Japanese Curry Awards実行委員会

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発表!Japanese Curry Awards 2016受賞店!

お待たせしました!
「Japanese Curry Awards2016」受賞店の発表です!!

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2014年、水野仁輔さんと11人のカレーマニアが一堂に会しスタートした「Japanese Curry Awards」
日本のカレー文化に貢献したカレー店を毎年選出し、表彰する取組みです。

第3回となる2016年は、14人の選考委員が参加。
メンバーはこちら!!(敬称略)

USHIZO (CURRY DIARY(・x・)
たあぼう (お気に入りのカレー屋さん700
エスニカン (◆毎日カレー◆と★タイ料理★
ノリ (うまいものは宵に食え
しまじろ (カレー401
カレー細胞 (カレー細胞
三吉 (三吉カレー日誌 ~あるいはカレーでいっぱいの海~
ひろこ (東京無責任女の大冒険
ノムコ (NOMCO CURRY MAP
三嶋達也 (『口癖はカレー』 主宰)
K1郎 (うまから手帖◆旨辛エスニックで行こう!
TAK (かれおた -curry maniacx-
みつお (Bicycle & Ethnic 2
クン・プー(タイ料理広報担当☆クン・プーのタイ料理食べ歩きブログ&まいぺんらいタイ料理レシピ




◎選考にあたって
まず、各選考委員がアワード10店&新人賞・名誉賞各1店をノミネート。
その後、全員のノミネート店を共有した各選考委員が検証。
12月20日、都内某所にて本選考を行いました。

「カレーは、世界に誇れる日本のカルチャーである。」

このJapanese Curry Awardsの選考基準は「日本カレー文化に貢献したお店」です。
必然的に、過去2回のアワードも、日本人によるお店が多く受賞しています。

もちろんそこには意識的な部分があって、「日本カレー文化」=「日本独自のカレーにまつわる文化」と読み解くことで、
マニアが集ってマニアックな各国料理ばかりを盛り上げるようなことにならないよう、細心の注意を払ってきたのです。

ですが、カレーの本質は「異なる文化の融合」であり、特に2016年のカレー界を紐解くとき「多様性」というキーワードがとても重要であったという実感があります。
文化は動いています。
少し前までマニアックな一部の人向けだった事柄が、何かをきっかけにポピュラーになることだってよくある。
SNSによる口コミがマスメディアを動かす昨今であればなおさらです。

このアワードも三年目。
今まで以上に「日本カレー文化の多様性」をつよく意識した選考となりました。


◎選考基準

授賞理由となる、「日本カレー文化に貢献」という基準を因数分解し、以下のように3つの指針を定めました。

(1)「進化・発明」に対する貢献
そもそもカレーは、異文化の交流・融合から生まれた食べ物。まだまだ、新しい可能性が広がっています。
いままでなかった、素材と手法の組み合わせ、素材と素材の組み合わせ、料理と業態の組み合わせなど、皆が真似たくなるような新しい発明に対する評価です。

特に2016年は、和素材とスパイスを組み合わせた新発見が多い年だったのではないでしょうか。

(2)「普及・社会的地位向上」に対する貢献
いくら美味しくても、いくら斬新でも、世に知られることが無ければ勿体ない。
カレーの多様な魅力を、世に受け入れられるカタチで発信すること。
ジャンルを横断し、多くの人を巻き込むことに対する評価です。

かつてマニアックだった各国のスパイス料理文化を広く普及させる取り組みにも注目してみました。

(3)「地域活性・ローカリゼーション」に対する貢献
カレーに限らず、現在における日本経済の大きな課題は、地域活性化です。
また、SNS全盛で、あらゆる情報や商品が居ながらにして手に入ってしまう現在だからこそ逆に、「わざわざそこに行かなければ体験できない価値」が高まっているのが事実です。
「日本」や、「日本のそれぞれの地域」の魅力を取り込み、遠方からの客をも呼び込む価値創出。

2016年は関東・関西(そして北海道)に次ぐカレー発信地として、福岡カレー文化の盛り上がりが注目されました。




それでは、いよいよ「Japanese Curry Awards 2016」受賞店の発表です!!



■メインアワード(10店)

●和魂印才たんどーる(東京・初台)
『和印融合の第一人者、待望の復活!』



沼袋の名店として知られた「新・印度料理 たんどーる」が、2016年5月、初台にて待望の復活!
オーナーシェフの塚本さんは東京インド料理の先駆けである「アジャンタ」出身。
インド料理の手法をベースに、梅、ゴマ、昆布、ひじき、干し椎茸など、和素材をふんだんに用いた独自の世界は唯一無二、まさに「和魂印才」と呼ぶべき発明の山です。
和印融合の第一人者ともいえる巨匠は今も、日本における新しいカレーの可能性を追求するトップランナーであり続けます。


●ケララの風II
『南インドのスパイス文化を日本に定着させる、多大なる貢献』


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長年、南インド大衆食の普及に取り組んできた沼尻シェフ。
彼から直接的・間接的に影響や恩恵を受けたカレーシェフがいったい何人いることでしょう
お店を通じての発信のみならず、食事会や料理教室を通じての普及活動。そこでインド料理を習得した数多くの日本人シェフの存在。
そして、南インド料理やスリランカ料理に欠かせないカレーリーフを日本の気候に合わせ自家栽培し、その種を多くの人に分け与えるなど、地道ながら多大なる貢献。
実際、現在日本で生のカレーリーフを用いているカレー店の多くは、沼尻氏が広めたカレーリーフの種を受け継いでいるのですから、その影響力は計り知れません。


●カルパシ(東京・千歳船橋)
『多彩なスパイス料理を、日本の新しい美味さに変換する鬼才。』


2015年秋から2016年頭にかけて浅草地下街での間借り営業を経て、今年11月待望の実店舗オープンを果たした超人気店「カルパシ」。
インド、スリランカ、ネパールなど、インド亜大陸各国の多様なスパイス料理を自在に操るその手腕には、数多くの熱狂的なファンがついています。
しかも世のマニアックな料理は、大多数のマニアでない人々に理解できないことが多いにも拘わらず、こちらの料理は例外。
インド亜大陸の料理を食べ慣れていない一般の方々のファンからの支持もアツいのが特長。

それには理由があって、シェフの黒澤氏は、インド亜大陸料理をマスターする一方で、日本のさまざまなカレー、大阪スパイスカレーから北海道スープカレーまでを把握、日本人が「美味いカレー」と感じるための「旨み」や「コク」を意図的にアップさせたチューニングを施しているんです。
年末には「ジャパニーズターリー」と称し、和食材や和の調味料をふんだんに用いた新しいインド料理(?)も開発。
マニアックなスパイス料理と日本人のカレーに対する味覚、この2つを高次元で融合させ新たな可能性を見せてくれるお店です。

●スパイス(東京・幡ヶ谷)
『世界に誇れる、ニッポンカレーライス』


外食としてのニッポンカレーライスの代表店。
辛口のチキン、欧風テイストのビーフ、フルーティな甘辛のポークという、基本の3カレーはどれも仕込みが別であり、合がけで楽しむのがオススメ。
もし海外から「日本のカレーが食べたい」という客が来たら、真っ先に連れて行くべきお店です。


●ピキヌー(東京・駒沢大学)
『日本式タイカレーライスの最高峰」

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タイのカレー(ゲーン)を日本の米食、日本のカレーライス文化と融合させたパイオニア「メーヤウ」系各店の中でも最高峰といえるのがこちらのお店。
そのカレーはもはや、タイカレーを超えた、独自のカレーライスとなって多くのファンに愛され続けています。
そして今でも定期的にタイへと修行に行き、そこで仕入れた新しい味を、日本の旬の食材と組み合わせ新メニューを開発しているという山口オーナー。
歴史的貢献に加え、今なお挑戦を続けるその姿勢に脱帽です。


●ネパリコ(東京・渋谷/駒沢大学)
『ネパールの国民食ダルバートを渋谷OLランチにまで普及』


近年都内で急増する在日ネパール人。
リトルカトマンズ・新大久保のネパール店急増、ネパール各民族料理店の増加など、特に東京カレーの大きな流れを形成しています。
なかでも「日本カレー文化に貢献」という意味において重要なお店が2010年渋谷にOPENした「ネパリコ」。
ビジネスマンとして来日した若きオーナーが、「自分が本当に食べたいダルバートを出すお店が日本にない。だったら自分で店を出そう」と思ったのがきっかけ。
気軽にランチでもダルバート(ネパール定食)を食べられるお店としてマニアではなく一般の方々にも浸透させた功績は大きく、
優しいスパイス使いと素材の旨みを引き出す現地仕様の美味しさは女性にも絶大な人気を誇っています。


●ロッダグループ(大阪・九条)
『大阪スリランカブームを牽引する中心的存在』


今なお勢いが衰えることのない、大阪スリランカ料理ブーム。
その起爆剤となったのが、スリランカ人兄弟によるこのお店です。
昨年アワード受賞した「カルータラ」が、日本人によるスリランカカレーを大阪に普及させる貢献であったなら、
こちらは現地式の鮮烈なスパイス使いでカレーファンたちの瞳孔を開かせた貢献。
2015年には居酒屋仕様の2号店「ヌワラカデ」をオープンするなど、今なおトップランナーとして走り続けます。
※写真は「ヌワラカデ」

●香川(大阪・北新地)
『大阪・和食としてのカレーうどん文化』

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北新地で深夜まで飲み明かした人々が「締めはやっぱり香川のカレーうどん」と口を揃える人気のお店。
出汁の利いたカレー汁、おでんをつまみやトッピングとしていただくそのスタイルは、カレーがもはや和食の域に達したことを実感させてくれます。

●渡邊咖喱(大阪・北新地)
『自在なアイデアで、東西カレー界のエッセンスを融合』


2016年4月4日にオープンした新店ですが、新人ではないのです。
実はこの「渡邊咖喱」の渡邊さん、一体何者かと言えば、
5年ほど前、東京・恵比寿にあったカレーがやたらと美味いBAR、「barまはから」のマスターだった方。
BARなのに牡蠣や白子をぶち込んだラッサム鍋コースとか、メチャクチャ面白いエンタメもやってた方なんです。
一方で、松尾貴史さんがオーナーのカレー店「般°若」のメニューディレクションも手掛け、「般°若」大阪進出の際にはお店の立ち上げも行っていました。
枠にとらわれない発想で、「barで本格カレー」「印度と和の融合」など、関東・関西双方のトレンドを先取りしていた先見性もさることながら、鯛出汁を用いたカレーや、独特なカツカレーなど、自由な進化はとどまることを知りません。


●Spice & Dining KALA(福岡・筑豊中間)
『福岡カレー事情を大きく前進させたパイオニア』


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本格南インド料理店の相次ぐ出現、東京・新大久保からの現地式ネパール料理店の相次ぐ進出など、今年大きく前進した福岡カレー事情。
そのパイオニアとなったのがこのお店。
「南インド料理は当たらない」といわれた福岡の、それも結構な僻地で、孤高の料理人・通称「番長」が、日本のどこでも食べられないほど凄い南インド料理を提供し始めたのは約4年前。
当時は一部のマニアのみの支持にとどまっていたのが徐々に、徐々に地元メディアでも取り上げられるようになり話題に。
「九州の旬な魚とインドのスパイス料理を組み合わせると無敵」を証明し、福岡カレー界で完全に一目置かれる存在となっています。



■新人賞(2店)

●クヮッチースパイス ユクル(福岡・茶山)
『沖縄料理と南アジア料理の融合』

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沖縄料理を南アジア料理の中に取り入れた独特なスタイルの新店。
豚の血を使ったチーイリチャーのカレー、ヒージャ(山羊)のビンダルー、
豆腐の入ったダル。
個性的でかつ、ここにしかない新しいニッポンカレーの誕生です。
(写真:三吉さん)

●Curry & Spice 青い鳥(東京・幡ヶ谷)
『重ね煮カレーのお店という新提案。』



2015年12月22日にオープン。
食材を「陰陽」順に積み重ねて、少ない水で煮るという料理法「重ね煮」。
自然の素材の持つ本来の甘味やうまみを引き出すため、最小限の調味料で美味しい料理を作れるというこの手法をカレーに応用したお店です。
インドのアーユルヴェーダが中国へ渡り発展した「陰陽思想」。
それが日本へと渡ったのち、このお店でインド料理へとフィードバックするというのですから、実に興味深い存在です。




■名誉賞

●ナイルレストラン(東京・東銀座)

『すべてはここから。日本最古のインド料理店』



創業1949年、日本におけるインド料理店のパイオニア。

創業者A.M.ナイル氏は南インド、ケララ州のトリバンドラム出身。
名物『ムルギーランチ』の混ぜて食べるスタイルはまさにその、ケララのミールスそのもの。
でもそこに配置されたカレー、マッシュポテト、チキン、ライス、キャベツはまんまケララのスタイルというわけではなく、
日本人がインド料理に親しみ、楽しめるように編み出されたまさにオリジナル。
まさに日印友好料理なのです。



今回の受賞店発表にあわせ、Japanese Curry Awards公式サイトもオープン!
過去の受賞店データもまとめられているので、チェックしてみてくださいね。



関連記事
(2014)
『「Japanese Curry Awards 2014」始動!~カレーとは、何だ?~』
『【全文掲載】 ジャパニーズカレーアワード2014ノミネート 「カレー細胞」セレクト』
『「Japanese Curry Awards 2014」受賞店発表!!』
(2015)
『今年で第2回!! 【全文掲載】 Japanese Curry Awards 2015 ノミネート店選出! カレー細胞セレクト』
『「Japanese Curry Awards 2015」全ノミネート店一挙 公開! 【受賞店発表は12/24】』
『発表!「Japanese Curry Awards 2015」受賞店!!』
(2016)
『【第三回】Japanese Curry Awards 2016 カレー細胞ノミネート店公開!』
『Japanese Curry Awards 2016 14人の選考委員によるノミネート全店一挙公開!』


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