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カレー細胞 -The Curry Cell-

あらゆるカレーを紹介し続けるプロジェクト。 時々、珍生物記事もアップするのでマニアは要チェック! 【禁無断転載】※最近、丸パクリサイトが見うけられます。写真、文章を転載希望の方はコメント欄などでご連絡ください。

知る人ぞ知る北参道のあのカレー、我孫子で再生。「Gallery Cafe & Curry 紅屋」(湖北)

かつて、東京北参道あたりに、「紅屋」という激シブなカレー屋があったのを覚えているでしょうか?

オシャレなキーマカレーの人気店が次々に誕生するこのエリアで、「南インド的カレー」を標榜していた小さなカレー屋さん。
時代に乗らないその無骨な雰囲気で、女性客がほとんどいなかったカレー屋さん。
けれども、ホールスパイスをしっかり効かせた独特の味を、ずっと守り続け固定ファンも多かったカレー屋さん。
(北参道時代の記事はこちら

2016年にそっと閉店したこのお店が、我孫子で姿を変え再開していることを知り、早速訪問してきました。

常磐線湖北駅から徒歩20分。
(この日ホントは龍ヶ崎から徒歩3時間で訪問したのですが、それ参考にならないので)


「Gallery Cafe & Curry 紅屋」

白く綺麗な一軒家。

こちら北参道のマスターが「あのカレー」を提供するカレー屋であると同時に、画家である妹さんと姪御さんの絵を展示するギャラリーでもあるんです。


早速入ってみましょう。


ゆったりとしたソファ席、モダンなテーブル席。
素敵なリビングにお招きされたような居心地。

別室のギャラリースペースでさまざまな作家さんの作品が展示販売されているだけでなく、レストランスペースの壁にも絵画が並んでいます。

びっくりしたのは姪御さんの絵画作品が全てアオバトをモチーフにしていること。
なんとマニアックかつフェティッシュな!
素晴らしいですね。


木製フレームを観音開きすると現れるメニュー。
カレーは北参道時代を継承していますが異なるのは、
カレー+ライス&チャパティ+サラダ+珈琲orチャイ+デザートがワンセットになっていること。

この立地ですから、来た方にゆっくり寛いでもらいたい、ということですね。
正解だと思います。

カレーは辛さが選べるのですが、マイルド(甘口)、ミックス(中辛)、カシミール(辛口)と、洒落が効いた表記に。

また、カレー以外にスコーンセットも用意されており、カフェ使いも可能となっています。


★ノンアルコールビール ¥350

まずは、真夏の太陽の下失った水分を補給。
美味っ!今年一番美味いノンアルビールだわ。


★ビーフ野菜カレー ¥1500
(カレー+ライス&チャパティ+サラダ+珈琲orチャイ+デザート)


おぉぉ、北参道時代を知るものとしては、あのカレーがこうなったか!という驚き。
食器はポーランド製で彩り豊か。
けれど確かにあのカレーなんです。


辛さはもちろん「カシミール(辛口)」で。
一口食べると「あ、この味!」と記憶が甦ります。

サラッと来て、その後じんわりと来る。
時折、クローブやカルダモンがパッと香る。

かつて「南インド的」と銘打っていたように、南インドのカレーそのものではない。
もちろん、小麦粉を用いた昔ながらのニッポンカレーライスでもない。
かといって、昨今流行りの華やかなスパイス使いのカレーでもない。

SNSはおろかインターネットが普及するその前、ニッポンカレーライスとは異なって、
小麦粉を用いず、スパイスを挽くところからカレーを作り始めた、東京の先駆的名店たち。
日本のカレーライス文化の延長線上にありながら、「インド的」な調理法を用いたオリジナルなカレーたち。
「エチオピア」「夢民」「ボルツ」・・・・
「紅屋」のカレーには、そこに通づる魂を感じるのです。

大阪のスパイスカレー文化の萌芽が、「ルーデリー」「カシミール」に代表される欧風カレーへのカウンターカルチャーであったのに並行して、これらの名店たちは「東京スパイスカレー第一世代」と呼ぶべき存在なのかもしれません。

もちろん、「紅屋」もその一角でしょう。

加えて言えば、カレーそのものは北参道時代そのままの懐かしい味に思えたのですが、
素揚げ野菜や牛肉の美味さはグンと向上しているように感じました。
自然に恵まれたこの立地、仕入れの状況やかけられる原価も変わったのでしょうか。

とにかく、随分と美味いのです。


さて、「サラダ」と呼ばれるこちらの皿、実際にはかなりビネガーが効いたピクルス。
ブワァァーッと鼻に抜けます。
実は、この振り切ったチューニングも、北参道時代そのまま。


新たに加わったのが、このチャパティ。
カレーとは別に、バターチキンのようなグレービーが用意されており、それにつけて食べるのも格別でした。


食後はフルーツ入りプリンと、ホットチャイ。


プリンには日によってリンゴやパイナップルが入っているそうですが、この日はパイナップル。
シロップがしっかり沁み込み、ムホッと幸せになる味わい。

しっかりと甘いチャイも、暑い日の体力回復にバッチリ。
マサラがしっかり効いていつつも、しつこくはない、品のあるチャイでした。

ちょっとこの店、居心地よすぎますね。


・・・と、ここまでは、一人のカレー好きとしてのレポート。

この店のもう一つの魅力、それは周りを取り巻く自然環境。

とにかく、生き物に溢れているんです。

お店の本棚にあるポケット図鑑を開くと、たくさんのポストイットが貼られています。

今までに来店した(お店の前にやってきた)生き物が記録されているのですが・・・・え!?


コウノトリやハヤブサまでいらっしゃったのですか!!

チョウゲンボウに至っては、けっこう頻繁に弧を描いているとのこと。

・・・これは楽園ですぞ。

次に来た時、ポストイットはどれだけ増えているのでしょうか。



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もうすぐ30年、日本初のヴィーガンインド料理店。「ナタラジ荻窪店」(荻窪)

自然派インド料理を標榜する、日本初のヴィーガンインド料理店「ナタラジ」。
その一号店にあたる荻窪店へと訪問。

「ナタラジ荻窪店」

オープンは1989年。
こちらの料理は完全ベジタリアンで、化学調味料や合成保存料も不使用。
そのコンセプトで30年近く営業を続けるだけでなく銀座、蓼科、原宿、渋谷にまで支店を拡大しているのですから、凄いとしか言いようがありません。


店内は広々、そして豪奢。
ディナータイムはセット2000円からと、インド料理店としてはアッパークラス。
反面ランチは比較的リーズナブルで、1000円を切る価格でいただけます。

この日はラストオーダー直前の駆け込みディナー。
ササっとシンプルにいただきましょう。


★サイバジ ¥980
・特製香辛料入りスペシャル辛口 +¥150
★小松菜ビーガンナン ¥460


サイバジはほうれん草とレンズ豆のカレー。
旨みと辛さをアップチューンしてみました。

素材の味を活かしながら、ビシッと味を決めてくるあたり、流石の老舗。
生姜が効いていて・・・ニンニクは入ってるんだろうか。


あわせたのは今やナタラジ名物緑のナン。
卵、乳製品不使用で小松菜が練りこまれています。
ミシッとした歯応えと、フワッと口でほぐれるやさしさは上質ナンの証。
どこぞのスポンジみたいなナンとは大違いです。

食べている間は満足感タップリ。
けれど食後は胃も体も軽々。


流石はヴィーガンインド料理のパイオニア。
その実力は「食べて納得」ですよ。


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団地の中に現れた、実力派スープカレー店。「スープカレー鳩時計」(武蔵野台)

京王線、調布、飛田給のもう一つ先、武蔵野台駅。

牧歌的なタクシー乗り場がある駅前から坂を下り、車返団地という名のUR団地へ。


この敷地内になんと、一軒のスープカレー屋さんがあるんです。


スープカレー鳩時計」

2017年6月1日オープン。
店主の栗原さんはかつて下北沢のスープカレー店「SAMURAI.」で勤務。
その後独立し、自身が住むこの車止団地にて「スープカレー鳩時計」を開業しました。

一昔前と比べるとずいぶん知名度が上がったとはいえ、
まだまだ一般に受け入れられているとはいいがたい、スープカレーという料理。
シモキタや神保町じゃなく、武蔵野台という地で果たして受け入れられるのか???

なんて思うかも知れませんが、店内は近隣の常連さんや家族連れが入れ替わり立ち替わり。

栗原さんご夫婦の和やかな雰囲気もあるのでしょう。
カレー屋がほとんどないこの地に、しっかりと根付き始めているようです。

・・・さて、カレーがやってきましたよ。


★チキンのスープカレー ¥980
・辛さ4(大辛)
・ザンギ +¥100
・いももち +¥180


おぉ、美しい器に美しい盛り付け!

初めてのスープカレー屋ではやはり基本のチキンがベスト。
トッピングにザンギがあるあたりは「SAMURAI.」譲りですね。


地元府中をはじめ、北海道や山梨北杜などの信頼できる生産者から仕入れた野菜は彩り豊か。
人参は甘く、豆苗はシャキシャキ。

大阪スパイスカレーのようにカスリメティが散りばめられているのですが、苦味がスープにマッチし、これは有りですね。

スープ自体は「SAMURAI.」と比べると優しいフィーリング。
4辛ですが、安心していただけるレベルの辛さです。

が、辛さ以上にカラダはポカポカし、汗も出ます。
スパイスの薬膳効果ですね。


ライスには立派なザンギ。
食べ応え充分で、これが100円なら頼まない手はないでしょう。

食後は気になっていたこちらをオーダー。

★食べる甘酒 ¥420

米麹から手作り、スプーンで掬って食べる甘酒。
うん、まさにこれ、ジャパニーズラッシー。
辛いものを食べた後の鎮静効果も期待できそうです。


カウンターの上には世界のビール。
これは夜も居心地良さそう。

この武蔵野台だけでなくこの周辺は、都内でもカレー屋さんが極端に少ないエリア。
まさに、救世主となりそうなお店です。

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